森
ブナの葉     馬頭最終処分場
はじめに 処分場建設 実施中の事業 基本計画 環境アセス 広報資料 リンク
森



◆最終処分場建設事業
 馬頭最終処分場建設事業は、北沢地区の不法投棄物を撤去するという馬頭町における長年の課題の解決策となるものであり、併せて、本県における循環型社会を形成するうえで重要な事業です。

 このため、県では、全国のモデルとなるような「多重安全システムを備えた安全で安心できる最終処分場」をできるだけ早期に整備できるよう、積極的に取り組んでいくこととしています。

 今年度は、基本計画に基づき、施設や搬入道路などの基本設計を進めるほか、自然環境にも十分配慮したものとなるよう、事業実施のための環境影響評価を実施します。


◆基本設計の策定
 平成16年度に策定した処分場基本計画に基づき、地形測量や地質調査の結果を踏まえながら、施設本体や搬入道路などの基本設計を進めています。


◆事業実施のための環境影響評価(環境アセスメント)
 建設予定地及びその周辺において、あらかじめ環境現況調査を行い、最終処分場の設置が周辺環境にどのように影響を及ぼすかについて予測・評価し、より適正な環境への配慮を確保することを目的として、平成16年度に策定した実施計画に基づき、環境影響評価を実施しています。

  (詳しくはこちらのページへ) 


◆不法投棄現場周辺のモニタリング調査
 恒久対策が実施されるまでの間、県では、不法投棄現場及びその周辺の状況を監視し、生活環境汚染の未然防止措置の実施等の判断に必要な情報を得るため、次のとおり、モニタリング調査を実施しています。

 なお、これまでのところ、周辺環境への汚染拡大の兆候は認められていません。

調査区分 頻度 調査地点 内容
(1)年間変動調査 年4回 下流側観測井4カ所 不法投棄物詳細調査の結果、要監視と判断される地点・項目の調査
(2)経年変動調査 年1回 周辺井戸等7カ所 平成2年以降継続的に調査している地点・項目等の調査
(3)常時監視調査 常時 下流側侵出水等3カ所 自動測定機及び現場簡易検査による常時監視(電気伝導率※1、酸化還元電位※2等)
(4)異常時調査 随時 状況に応じ選定 上記調査において、異常値を検出した場合の緊急調査
※1 電気の通りやすさを表す値。純粋な水はほとんど電気を通さないが、水の中に不純物などが溶け込むと電気を通すようになり数値が大きくなる。この値を調べることにより、汚れなどの不純物が増えていないかどうかを把握できる。
※2 溶液の酸化力または還元力を表す量。値がプラスであれば酸化力が強く、マイナスであれば還元力が強い。不法投棄現場の内部は、マイナスになっており酸化が進みにくい状態(還元状態)であるため、鉛などの金属が溶けない状態となっている。この値を調べることにより、鉛などが溶け出さない状態にあるかどうかが把握できる。

【モニタリング調査の様子】
モニタリング調査の様子
 (資料)モニタリング調査の分析項目 ( 67kb)
 (資料)モニタリング調査の調査地点 (141kb)
 (資料)モニタリング調査結果の概要 ( 88kb)
    ※直近の年間変動、経年変動、常時監視調査の結果概要


◆説明会・意見交換会の開催
 県では、適地性判断のための環境アセスメントや基本計画の策定など事業の節目節目に、最終処分場の建設地である馬頭町民の皆さんを対象として、処分場建設事業についてご理解とご協力をいただけるよう、説明会や意見交換会を開催し、地元の合意形成に努めています。

 これまでに知事が出席した町民との意見交換会の概要をご紹介します。
「グリーンライフ ばとう」で紹介されたものです。)
 ○町民と知事との意見交換会(平成16年1月21日)  (2,708KB)
 ○町民と知事との意見交換会(平成17年3月29日、4月27日)  (1,385KB)


「馬頭最終処分場」に関するお問い合わせ先

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20
 栃木県 環境森林部     
     馬頭処分場整備室
TEL 028-623-3227 FAX 028-623-3182
E-mail bato@pref.tochigi.lg.jp