重要なお知らせ
2025年4月7日発表
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令和7(2025)年2月に鹿沼市が実施した地下水質調査で鹿沼市さつき町地内の井戸から
「鉛」が環境基準を超過して検出されたことが県に報告されました。
このため、県及び鹿沼市が汚染井戸の周辺調査等を実施し、周辺の井戸利用者に対し周知
を行っています。
1 汚染の範囲及び状況
(1)鹿沼市が調査したさつき町内の1井戸で鉛が0.015mg/L検出されました。
(地下水環境基準値:0.01mg/L以下)
(2)(1)周辺の鹿沼市さつき町地内、上石川地内及び深津地内で調査した13井戸すべてで
環境基準超過は確認されていません。
2 発生源調査
汚染井戸の周辺において調査を実施しましたが、発生源の特定には至っていません。
3 飲用対策等
(1) 周辺の井戸利用者に対し、地下水汚染の周知及び飲用指導(水道水の飲用や井戸水の
水質検査の実施等)を行っています。
(2) これまでに健康被害の報告は受けていません。
4 今後の対応
地下水汚染状況を継続的に監視するため、汚染井戸及び下流側の非汚染井戸の2井戸に
ついて、定期的な調査を実施します。
<参考>
(1) 基準値について
鉛:地下水環境基準及び水道水質基準:0.01mg/L以下
(2) 鉛について
鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、
人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
鉛は、主にバッテリーやはんだの原料に使用され、化合物はクリスタルガラスの原料、
蛍光灯などに使用されています。
鉛の急性毒性の症状は、嘔吐、腹痛、下痢、血圧降下などがあり、慢性毒性の中毒
症状は、貧血、消化管の障害、神経系の障害などがあるといわれています。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3189
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