重要なお知らせ
2025年1月29日発表
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令和6(2024)年11月及び12月、宇都宮市が、市内の井戸から「PFOS(ピーフォス)及び
PFOA(ピーフォア)」が地下水の暫定指針値(以下「指針値」という。)を超過して検出されたこ
とを公表しました。
このため、県及び下野市が、宇都宮市に隣接する下野市内(上古山及び下古山地内)の地下
水質調査を実施した結果、指針値の超過が確認されましたので、周辺住民に対して、周知を行
っています。
また、今後、指針値の超過が確認された井戸の周辺において、地下水質調査を実施します。
1 県及び下野市による地下水質調査結果
下野市上古山及び下古山地内で調査した7井戸のうち、1井戸(下古山地内)で指針値
を超過して検出されました(検出された濃度は66 ng/L 指針値:50ng/L)。
2 飲用対策等
(1) 指針値の超過が確認された井戸の利用者に対して、井戸水の水質検査の実施や下野市
の水道水の水質等について、お知らせしました。
(2) 周辺住民に対し、自治会を通じて、井戸水の水質検査の実施や下野市の水道水の水質
等について、周知を行っています。
※下野市の水道水(上水道)の水質について
・ 令和7(2025)年1月、下野市が、上古山及び下古山(一部)を配水区域とする石橋
第2配水場の水道水の検査を実施した結果、「PFOS及びPFOA」が「48ng/L」検出さ
れましたが、暫定目標値(50ng/L)の超過は確認されていません。
・ 現在、下野市が、水道水の再検査等を実施しており、その結果等については、下野
市が公表する予定です。
3 県の今後の対応
指針値の超過が確認された井戸の周辺において、地下水質調査を実施します。
また、下野市に対し、上水道に係る必要な助言を行います。
<参考>
(1) 指針値について
PFOS及びPFOA(合算値):50ng/L以下(水道水の暫定目標値と同じ値)
※体重50kgの人が一生涯にわたって毎日2リットルを飲用したとしても、健康に悪影響が
生じないと考えられる水準を元に国が設定したもの。
(2) ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)について
・有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))の一種で、化学的に極めて安定性が高く、また、
難分解性のため、長期的に環境中に残留すると考えられている。
・2000年代はじめごろまで、さまざまな工業で利用されており、私たちの身の回りの製品を
作る際にも使われていたが、2009年以降、環境中で残留性や健康影響の懸念から、国際的
に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されている。
・健康面への影響としては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告さ
れているが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、確定的な知見は無い。なお、
通常の一般的な食生活(飲水を含む)では著しい健康影響が生じる状況にはないと評価さ
れている。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3189
ファックス番号:028-623-3138