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2025年3月31日発表

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下野市下古山地内の地下水における「PFOS及びPFOA」の暫定指針値超過(第3報)

  県及び下野市による地下水質調査(第1回)により、下野市下古山地内の1井戸から「PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)」が地下水の暫定指針値(以下「指針値」という。)を超過して検出されたため、当該井戸の周辺において、地下水質調査(第2回)を実施した結果、下野市上古山地内の1井戸から、指針値を超過して検出されました(令和7(2025)年1月29日及び3月6日公表、周辺住民に周知)。
  このため、県及び下野市が、第2回調査で指針値の超過が確認された井戸の周辺において、地下水質調査(第3回)を実施した結果、指針値の超過は確認されませんでしたが、周辺住民に対して、周知を行っています。
 

1   県及び下野市による地下水質調査結果(第3回)

  下野市上古山及び下古山地内の5井戸
  指針値の超過は確認されませんでした。

2   飲用対策等

  周辺住民に対し、自治会を通じて、井戸水の水質検査の実施や下野市の水道水に係る対策等について、周知を行っています。

※  下野市の水道水(上水道)に係る対策について

  令和7(2025)年2月、下野市による石橋第2配水場(配水区域:上古山及び下古山(一部))の水道水の検査の結果、暫定目標値を超える「PFOS及びPFOA」が検出されたため、市が臨時給水所の設置等の対策を行っています。

3   県の今後の対応

  これまでの地下水質調査結果等を踏まえ、指針値を超過した井戸の周辺において、排出源の特定のための調査を実施していきます。
  また、地下水質の状況を継続的に監視するため、指針値の超過が確認された井戸や下流側の井戸について、定期的な調査を実施します。

 

※   県では、これまで、令和6(2024)年11月及び12月、宇都宮市が、市内の井戸から、「PFOS
   及びPFOA」が地下水の指針値を超過して検出されたことを公表したことを受け、隣接する下
   野市内の地下水質調査等の対応を進めています。

 

<参考>
(1) 指針値について
    PFOS及びPFOA(合算値):50ng/L以下(水道水の暫定目標値と同じ値)

※  体重50kgの人が一生涯にわたって毎日2リットルを飲用したとしても、健康に悪影響
   が生じないと考えられる水準を元に国が設定したもの。

(2) ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)について

・有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))の一種で、化学的に極めて安定性が高く、また、難分解性のため、長期的に環境中に残留すると考えられている。

・2000年代はじめごろまで、さまざまな工業で利用されており、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていたが、2009年以降、環境中で残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されている。

・健康面への影響としては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されているが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、確定的な知見は無い。なお、通常の一般的な食生活(飲水を含む)では著しい健康影響が生じる状況にはないと評価されている。

お問い合わせ

環境保全課 水環境担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階

電話番号:028-623-3189

ファックス番号:028-623-3138

Email:kankyo@pref.tochigi.lg.jp

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