重要なお知らせ
2025年12月9日発表
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井戸利用者が実施した地下水質調査において、佐野市堀米町地内の井戸から、「PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)」が地下水の指針値(以下「指針値」という。)を超過して検出されたことが県に報告されました。
このため、県及び佐野市が当該井戸の周辺地下水質調査を実施した結果、指針値の超過は確認されませんでした。
周辺住民に対して、周知を行っています。
1 地下水質の調査結果
(1) 井戸利用者による地下水質調査結果
佐野市堀米町地内の1井戸で指針値を超過して検出されました。
指針値を超過して検出された濃度は55ng/Lです(指針値 50ng/L以下)。
(2) 県及び佐野市による周辺地下水質調査結果
佐野市堀米町、天神町及び若松町地内の8井戸で調査し、指針値の超過は確認されません
でした。
2 排出源調査
排出源について調査を実施しておりますが、特定には至っていません。
3 飲用対策等
(1) 指針値の超過が確認された井戸の利用者に対して、水道水の飲用や井戸水の水質検査の実
施等について助言しました。
(2) 周辺住民に対し、自治会を通じて、水道水の飲用や井戸水の水質検査の実施等について周
知を行っています。
(3) これまでに健康被害の報告は受けていません。
4 今後の対応
地下水質の状況を継続的に監視するため、指針値の超過が確認された井戸及び下流側の井戸(1井戸)の計2井戸について、定期的な調査を実施します。
<参考>
(1) 指針値について
PFOS及びPFOA(合算値):50ng/L以下(水道水の暫定目標値と同じ値)
※ 体重50kgの人が一生涯にわたって毎日2リットルを飲用したとしても、健康に悪影響
が生じないと考えられる水準を基に国が設定したもの。
(2) ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)について
・有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))の一種で、化学的に極めて安定性が高く、また、難分解性のため、長期的に環境中に残留すると考えられている。
・2000年代はじめごろまで、さまざまな工業で利用されており、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていたが、2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では、日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されている。
・健康面への影響については、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系への影響等との関連が報告されているが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、確定的な知見は無い。なお、通常の一般的な食生活(飲水を含む)では、著しい健康影響が生じる状況にはないと評価されている。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3189
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