重要なお知らせ
2025年6月25日発表
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栃木県が実施した令和7(2025)年度地下水質調査において、鹿沼市板荷地内の井戸から「砒(ひ)素」が環境基準を超過して検出されました。
このため、県及び鹿沼市が汚染井戸の周辺調査等を実施し、周辺住民に対して、周知を行っています。
1 汚染の状況
鹿沼市板荷地内の1井戸で「砒素」が環境基準を超過しました。
検出された濃度は0.037mg/L です。
2 汚染井戸周辺地区調査
汚染井戸周辺の16井戸について、調査を実施しましたが、全ての井戸で環境基準値以下
でした。
3 発生源調査
汚染井戸の周辺において調査を実施しましたが、発生源の特定には至っていません。
4 飲用対策等
(1) 環境基準を超過した井戸の利用者に対し、結果をお知らせするとともに、井戸水を飲用
しないよう指導しました。
(2) 周辺住民に対し、自治会を通じて地下水汚染の周知及び飲用指導(井戸水の水質検査
の実施等)を行っています。
(3) これまでに健康被害の報告は受けていません。
5 今後の対応
地下水汚染状況を継続的に監視するため、汚染井戸及び下流側の非汚染井戸の2井戸につ
いて、定期的な調査を実施します。
<参考>
(1) 地下水調査について
県は、県内の全体的な地下水質の概況を把握するため、毎年度地点を変えて地下水質
調査を実施しています。令和7(2025)年度:43地点(宇都宮市を除く。)
(2) 基準値について
砒素:地下水環境基準及び水道水質基準:0.01 mg/L以下
(3) 砒素について
砒素はもともと自然界に存在するため、環境中から検出されています。
人に対して発がん性がある物質に分類され、急性の中毒症状は、めまい、頭痛、麻痺、
呼吸困難、胃腸障害、腎障害等、慢性の中毒症状は皮膚の角質化、色素沈着等が報告さ
れています。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
電話番号:028-623-3189
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