重要なお知らせ
2023年8月30日発表
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令和5(2023)年8月30日、真岡市の鬼怒さくら公園内のサクラ1本に、特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害が確認されましたので、お知らせします。
・県内では、これまでに足利市、栃木市、佐野市、小山市、壬生町、野木町、宇都宮市、鹿沼市、さくら市、下野市、大田原市において被害が確認されており、真岡市で12市町目となります。
・当該被害樹木は、今後伐採等の対策を実施予定です。
・県と市で周辺の被害調査を実施し、同種による新たな被害を発見した場合は、必要な防除対策・防除指導に取り組んで参ります。
・なお、県では、令和4(2022)年度の被害樹木の新規本数が前年度の約2.5倍に増加したことなどから、6月に関係機関等に対し、本種に関する緊急的な注意喚起を実施したところですが、県民の皆様には、改めてモモ、スモモ、ウメ、サクラなどの樹木についてご確認をお願いします。
【参考】
1 クビアカツヤカミキリの被害の特徴
幼虫が、モモ、スモモ、ウメ、サクラなどの樹木に寄生し、木の内部を食い荒らして、最終的には枯らしてしまいます。
2 クビアカツヤカミキリの生態
幼虫は、樹木内で主に4~10月頃に活発に木を食害し、樹皮の外に大量の細長いフラス(木くずと糞の混ざったもの)を排出しながら、2~3年過ごし、6~8月頃に2~4㎝程度の成虫になります。
令和5(2023)年8月29日、那須塩原市立大山小学校の敷地内のトチノキ1本に、ツヤハダゴマダラカミキリ(本年9月1日から特定外来生物に指定)の被害が確認されましたので、お知らせします。
・県内でツヤハダゴマダラカミキリの被害が確認されたのは初めてです。
・当該被害樹木は、市と連携し、伐採等の対策を検討して参ります。
・なお、疑わしいカミキリムシを発見した場合には、お近くの環境森林事務所又は自然環境課までご連絡下さい。
【参考】
1 ツヤハダゴマダラカミキリの概要
(原産地)
中国、韓国、北朝鮮
(体の色)
在来種ゴマダラカミキリに類似する(黒色の体に白い斑点)が、胸部の白紋が無い。
(生態)
・1年に1世代で、幼虫がトチノキ、カツラなど多くの樹種に寄生
・成虫は5~10月に出現し、樹木のより上方や枝に好んで産卵し、産卵数は45~62個
※ゴマダラカミキリは高さ2m以下程度の樹幹部に好んで産卵し、産卵数は約30個
(被害)
・幼虫が樹木内部を食い荒し、被害が進行すると木は枯死し、落枝や倒木の恐れがある。
・人体への被害はありません。
2 国内の発生状況
宮城県、福島県、茨城県、千葉県、埼玉県、富山県、愛知県、兵庫県、山口県の一部地域で確認されている。
お問い合わせ
自然環境課 自然保護担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-3207
ファックス番号:028-623-3259
経営技術課 グリーン農業推進担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-2286
ファックス番号:028-623-2315