重要なお知らせ
2025年8月9日発表
ここから本文です。
令和7(2025)年8月8日、県南健康福祉センター管内の医療機関から、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生届出(県内初)がありました。
SFTSは、主にウイルスを保有したマダニに刺されることにより感染します。
これまで、SFTSは西日本を中心に患者の発生が報告されていたところですが、同年8月7日に北海道で初めての症例が確認され、今後は西日本に限らず他の地域においても患者が報告される可能性があります。
現在、マダニの活動が活発な時期であることから、草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を避け、虫除け剤を使用するなどして、マダニに刺されないように注意してください。
令和7年8月8日、県保健環境センターにおいて、患者検体からPCR法によりSFTSウイルス遺伝子を検出。
県南健康福祉センターでは、当該情報の探知後、関係者等に対して感染要因等の調査を行っています。
キャンプや山登りなど野外活動をするときの対策として、①腕・足・首など肌の露出を減らす服装をする、②野外活動後にマダニが付いていないか確認する、③服に付いたマダニはガムテープを使って取り除く、④防虫スプレーを使い付着するマダニの数を減らすなどがあります。
手やピンセットで無理に取ろうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまうおそれがあるので、刺されてしまったら、皮膚科などの医療機関で処置してもらいましょう。また、刺されたあと数週間程度は体調の変化に注意が必要です。発熱などの症状がある場合は、医療機関で診察を受けてください。
(単位:人)
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年※ | |
全国 | 78 | 110 | 118 | 134 | 120 | 120 |
栃木県 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
※全国は7月27日までの報告件数(速報値)
出典:国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/sfts/020/20250523144135.html
感染症に関する御相談はお住まいを管轄する健康福祉センター又は保健所へお願いします。
お問い合わせ
感染症対策課 感染症対策担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎北別館3階
電話番号:028-623-2834
ファックス番号:028-623-3759