食中毒の発生について

令和７(2025)年4月11日(金)８時30分頃、県南健康福祉センター(県南保健所)宛てに管内の飲食店営業施設から、当施設が調理した弁当(昼食)を配達した複数の事業所から体調不良者がいるとの情報がある他、配達を含めた調理従事者に体調不良者が複数名いる旨の通報があり、当該施設を管轄する同センターが調査を開始した。

同センターによる調査の結果、4月9日(水)に当該施設で調理、提供した弁当を喫食した者が下痢、発熱、嘔吐等の食中毒症状を呈していることが判明した。

発症者に共通する食事は4月9日(水)に当該施設で調理、提供された弁当に限られていること、発症者の症状や発症日時等に共通性があること、発症者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出され、発症者の症状がノロウイルスによるものと一致していることから、当該施設が調理、提供した弁当を原因とする食中毒と断定した。

なお、現時点で、調査済の15グループ140名のうち、発症者72名（死亡者1名含む。ただし、現時点では死因の断定には至っていない。）が確認されている。

（別添リーフレット参照）

適切な手洗いの励行（トイレ使用後や調理前等、石けんでこまめに手を洗う）

健康管理の徹底（下痢、嘔吐等の症状がある場合には、調理に従事しない）

調理器具等の適切な消毒（煮沸や次亜塩素酸ナトリウム液などによる消毒を実施）

使い捨て手袋等の適切な着用（素手で直接食品に触れない）など