食中毒の発生について

令和７(2025)年５月１日（木）15時頃、県西健康福祉センター（県西保健所）に管内飲食店営業施設から、「４月29日（火）に当該飲食店を利用した客４名中３名が下痢、嘔吐で医療機関を受診したとの連絡を受けた。」との通報があったため、同センターが調査を開始した。

同センターによる調査の結果、４月27日（日）から４月29日（火）にかけて当該飲食店で食事をした４グループ15名のうち４グループ11名が発熱、嘔吐、下痢等の食中毒症状を呈していることが判明した。

発症者に共通する食事は４月27日（日）から４月29日（火）にかけて当該施設で調理され、提供された食事に限られること、グループごとの発症者の状況や、発症日時等に共通性があること、当該食事を喫食した複数の発症者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出され、発症者の症状がノロウイルスによるものと一致していることから、当該施設が調理、提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

なお、発症者は全員快方に向かっている。

（別添リーフレット参照）

適切な手洗いの励行（トイレ使用後や調理前等、石けんでこまめに手を洗う）

健康管理の徹底（下痢、嘔吐等の症状がある場合には、調理に従事しない）

調理器具等の適切な消毒（煮沸や次亜塩素酸ナトリウム液などによる消毒を実施）

使い捨て手袋等の適切な着用（素手で直接食品に触れない）など