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トップ > 第1部 めざす"とちぎ"の姿 > 第1章 "とちぎ"を見る > 第1節 時代の潮流 > 7 地域経済の発展と雇用の確保


第1節 時代の潮流

情報や交通のネットワーク化、経済のグローバル化などの進展は、消費者の選択の幅を広げ、新たな起業者の市場参入を促進するなど、経済活動の自由を拡大する一方で、地域間競争の激化や格差の拡大など、地域社会や経済に様々な影響を与えています。
一方、終身雇用や年功序列に代表される我が国の雇用慣行は、能力主義や成果主義の導入が進む中で、大きく変化しています。また、大きな社会問題となりつつある、いわゆるフリーター※やニート※と呼ばれる若年者が増加するなど、雇用をとりまく環境や就業に対する意識も変化しており、将来の社会・産業構造に深刻な影響を及ぼす可能性もあります。
本県が、時代の変化に柔軟に対応し、活力ある地域として、将来に渡り力強く発展していくためには、知的財産を活用した付加価値の高い新事業・新産業の創出や地域に密着したコミュニティビジネス※などの内需型産業の育成が必要です。また、女性や高齢者の一層の活躍の場の創出や、フリーター等の若年労働力問題への対応、創造力とチャレンジ精神に満ちた豊かな人材の育成などの積極的な取組が求められます。
フリーター・若年無業者※数の推移(全国) |
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(備考)フリーター数の1982年から1997年までの数値と2002年から2004年までの数値とでは、フリーターの定義等が異なることから、断層が生じていることに留意する必要がある。
資料:厚生労働省「労働経済白書」(平成17年版) |
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