トップ > 第1部 めざす"とちぎ"の姿 > 第1章 "とちぎ"を見る > 第2節 "とちぎ"のかたち > 2 人口、経済などの見通し > (2)安定した経済を維持する"とちぎ"


第2節 “とちぎ”のかたち
2 人口、経済などの見通し
(1) 県民所得
近年の景気後退により、本県の経済もここ数年低迷を続けてきましたが、こうした中にあっても、1人当たりの県民所得※の全国順位は平成14年度には7位となっています。平成17年1月に発表された国の経済見通しでは、年率1.5%程度の経済成長を見込んでおり、本県においても、同程度の成長を維持していくことが可能であると想定されます。これに伴って1人当たりの県民所得も、平成27(2015)年には410万円程度(実質)になると予測されます。
1人当たり県民所得(実質・1995年価格)の見通し |
 |
平成17年2月 県企画部推計 |
(2) 産業・就業構造 本県は、昭和30年代後半から積極的な工業化政策を行い、工業県として高い成長を遂げてきました。製造品出荷額等は約7兆7千億円で全国11位(平成15年)と、全国でも上位に位置しています。また、農業産出額は約2,820億円で全国9位(平成16年)、小売業販売額は約2兆848億円で全国20位(平成14年)となっています。今後も着実な成長を続け、県内総生産(実質)は、平成27年(2015)年には約10兆2千億円と平成12年の約1.2倍に達すると予測されます。また、第3次産業への移行が進み、県内総生産や就業者割合に占める第3次産業の割合は今後とも増大を続けると予測されます。
県内総生産額(実質・1995年価格)の見通し |
 |
平成17年2月 県企画部推計 |
本県の産業別就業者割合の見通し |
 |
四捨五入の関係で合計が100%にならないものがあります。
平成17年2月 県企画部推計 |
|