トップ > 県民の皆さんへ

知事あいさつ
県民の皆さんへ
私たちは、今、少子高齢化が進み、同時に人口が減少するという、かつて経験したことのない時代を迎えようとしています。
振り返ってみると、戦後の復興から今日に至るまで、私たちは快適な生活を求めて働き続けてきました。その結果、私たちの周りには多くのモノがあふれ、豊かな社会になりましたが、その一方で心の豊かさを求める声が年々高まっているのは何故でしょうか。私たちは、お金やモノでは満たすことのできない、もっと大切なものを見失っていないでしょうか。
これからの社会のありようを考えたとき、私は、人と人とが確かな絆でしっかりと結ばれ、様々な絆の中で、人が人らしく生きることのできる社会こそが、真に豊かな社会と呼ぶにふさわしいものだと思っています。
すべての人が夢と希望に向かって努力し、社会の一員として積極的に参画していく社会。そうした中で、人は生きることに意義を見出し、そして、郷土に誇りを持つことができると言えます。
社会の原動力は人であり、人のありようが、社会のありようを変えていきます。
私は、向上心や規範意識、他人を思いやる心を育むなど、“とちぎ”の「人間力」を高め、そして、家庭や地域など社会の様々な絆を結び直し、それぞれの立場を越えて「協働」していくことによって、誰もが豊かさを実感できる“とちぎ”が、実現できるものと確信しています。
この「とちぎ元気プラン」では、これからの“とちぎ”づくりの原点となる、こうした「人と社会のあり方」を、県民の皆さんと共有すべき3つの基本姿勢として提案しました。
そして、この計画を、皆さんと一緒になって進めることで、“とちぎ”の未来を切り拓いていきたいと思います。
皆さん一人ひとりの力を互いに合わせ、縦横に結びつけることが、“とちぎ”を動かす大きな力となります。
「いいひと いいこと つぎつぎ“とちぎ”」を合言葉に、元気をつぎつぎに生み出し、そして発信していく郷土“とちぎ”を築いていきましょう。
平成18年2月

“とちぎ”づくりの合言葉
「いいひと いいこと つぎつぎ“とちぎ”」
県民の皆さんと一緒に『活力と美しさに満ちた郷土“とちぎ”』の実現を目指し、未来に向かって挑戦していくための合言葉で次のような意味が込められています。
【いいひと】
誠実・勤勉で人柄が良く人情味のある県民性や、未来に向かって、“とちぎ”づくりに挑戦していく人
【いいこと】
住む人にとっても訪れる人にとっても、うれしくなることや楽しくなること、そして感動すること
【つぎつぎ】
いつも何かに挑戦し続ける「前向きな姿勢や躍動感」、次から次へと、新しいものを生みだす「創造力」や“とちぎ”の魅力を県内外に発信していく「情報発信力」、そして未来に対する「期待感」
|
|