(1) 一般居住環境騒音
環境騒音の実態を把握するため、12市等において「道路に面しない地域」及び「道路に面する地域」の騒音を測定しました。(表2−4−1)
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道路に面しない地域
県内32地点で測定を実施しましたが、すべての時間区分で環境基準を達成したのは27地点(達成率84.4%)でした。
地域類型別にみると、次のとおりでした。
A地域(住居専用系地域) 7地点のうち6地点(85.7%)が達成
B地域(住居系地域) 14地点のうち10地点(71.4%)が達成
C地域(商・工業系地域他) 11地点すべてが達成
また、時間区分別にみると、次のとおりでした
昼間(6:00〜22:00) 32地点のうち30地点(93.8%)で達成
夜間(22:00〜6:00) 32地点のうち27地点(84.4%)で達成 |
A |
道路に面する地域
県内70地点で測定を実施しました。
すべての時間区分で環境基準を達成したのは34地点(達成率48.6%)でした。
地域類型別にみると、次のとおりでした。
A地域(住居専用系地域) 2地点すべてが達成
B地域(住居系地域) 26地点のうち13地点(50.0%)が達成
C地域(商・工業系地域他) 42地点のうち19地点(45.2%)が達成
時間区分別にみると、次のとおりでした。
昼間(6:00〜22:00) 70地点のうち43地点(61.4%)で達成
夜間(22:00〜6:00) 70地点のうち40地点(57.1%)で達成
「道路に面する地域」は、「道路に面しない地域」に比較して環境基準値が高いにもかかわらず、環境基準を上回っている割合がいずれの地域類型でも顕著であり、道路交通騒音に対する総合的な対策が必要と考えられます。 |
表2−4−1 環境基準の達成状況
地 域 |
類型 | 調 査
地点数 | いずれの時間
区分でも達成
した地点数(割合) | 時間区分毎の達成地点数 | 昼 間
(6:00〜22:00) | 夜 間
(22:00〜6:00) |
道路に
面しな
い地域
|
A |
7 |
6( 85.7%) |
7 (100.0%) |
6( 85.7%) |
B |
14 |
10( 71.4%) |
12( 85.7%) |
10( 71.4%) |
C |
11 |
11(100.0%) |
11(100.0%) |
11(100.0%) |
計 |
32 |
27( 84.4%) |
30( 93.4%) |
27( 84.4%) |
道路に
面する
地 域
|
A |
2 |
2(100.0%) |
2(100.0%) |
2(100.0%) |
B |
26 |
13( 45.2%) |
18( 69.2%) |
23( 57.7%) |
C |
42 |
19( 45.2%) |
23( 54.8%) |
23( 54.8%) |
計 |
70 |
34( 48.6%) |
43( 61.4%) |
40( 57.1%) |
(2) 新幹線鉄道騒音
沿線市町で軌道中心から25mの14地点で調査しました。
その結果は、68〜82デシベルであり、環境基準を達成していたのは2地点(14.3%)でした。
東日本旅客鉄道鰍ヘ、当面の対策としてピーク騒音レベルを75デシベル以下とする対策(いわゆる「75ホン対策」)を講じていますが、測定地点14地点のうち5地点(35.7%)で75デシベルを超過していました。
(3) 航空機騒音
宇都宮市と共同で、陸上自衛隊宇都宮分校周辺の3地点で調査しました。
いずれの地点においても、類型指定を行った場合に考えられる環境基準を超えていませんでした。
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