第2部 環境の状況と保全に関して講じた施策

第2章 人と自然が共生する潤いのある地域づくり

第4節 自然とのふれあい活動の推進

ふれあい活動の情報や機会の提供

(1) 自然観察会等の開催

  自然とふれあうことで自然への理解を深めることのできる自然観察会等を県立日光自然博物館や塩原温泉ビジターセンター、長峰ビジターセンターなどで開催した。

(2) 都市農村交流の活発化

  地域資源を活かした交流施設の整備を行った。
  ・交流拠点施設 1ヶ所(茂木町)
  ・農産物直売所 1ヶ所(さくら市)
  ・農産物加工施設1ヶ所(宇都宮市)
  都市と農村の交流を一層推進するため、ふるさと栃木フェア2006等への参加や「とちぎの農村ふれあい施設まっぷ2006〜2007」を作成し、農村情報の提供を行った。

(3) 情報提供

  県や市町村等が主催する自然観察会等について、ホームページ等を通じて情報提供している。

人材の育成と活用

 県と市町で構成する栃木県自然ふれあい活動推進協議会において、自然ふれあい活動指導者養成講座を実施し、指導者の養成を図っている。(実績14名)
  また、同講座の修了者を自然ふれあい活動指導者として登録し、学校や市町が主催する自然観察会等に紹介した。(実績26件)

自然とのふれあいの場の確保

 (1) 自然公園等施設整備事業

 自然公園の快適な利用促進を図るため、歩道、園地等の整備を行った。
    整備箇所 塩原渓谷線歩道(外21カ所)
    整備内容 歩道補修、園地整備等

(2) 首都圏自然歩道整備事業

 首都圏自然歩道の利用促進を図るため、既設路線6コースにおいて、老朽化の進んだ標識、階段等の再整備を行った。

(3) 奥日光環境保全対策事業

  国際観光地「日光」活性化事業で整備した日光中宮祠地区の県営駐車場、湖畔園地、イタリア大使館別荘記念公園、中禅寺湖畔ボートハウス等の管理運営を行った。