第2部 環境の状況と保全に関して講じた施策 |
第2章 人と自然が共生する潤いのある地域づくり |
第6節 水辺環境の保全と創造
河川、水路、渓流の整備に当たっては、低水路の蛇行、瀬と淵の創出など、水生生物等の生育環境や水辺の景観などに配慮した「多自然型川づくり・渓流づくり」を推進している。18年度は荒川(那須烏山市)、名草川(足利市)等26河川、8渓流で整備、保全を実施した。
(1) うるおいのある水辺空間の整備と保全
河川に清流と生物を呼び戻し、広く住民に親しまれる憩いの場として河川の有効利用を図るため、せせらぎのある水辺、親水性の豊かな川づくりを実施している。 (2) 川に触れ合える水辺空間の利用の促進
レクリエーションの場となる水辺空間の安全な有効活用を促す情報を提供するとともに、身近な遊び場や環境教育の場として活用できる水辺空間の整備を行う「水辺の楽校」プロジェクトを推進し、河川を活用した体験学習を支援している。 (3) 地域住民と取り組む水辺づくりの推進
昭和45年に、都市化の進展に伴う河川環境の悪化等により県河川愛護連合会が発足し、各市町村に河川愛護会が置かれた。これにより、地域住民や関係諸団体の協力によって、河川の清掃等の実践活動が活発に行われるようになり、河川美化の向上と河川愛護の啓発に大きな効果を上げている。 |
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