第2部 環境の状況と保全に関して講じた施策

第5章 共通的基盤的施策の展開

第3節 環境情報の整備・提供

1 環境情報の整備・提供の状況

県民が必要とする情報を、必要な時に、正確に、そしてわかりやすい形で提供することは、環境問題を正しく認識し、環境保全に関する個人の責任と役割を理解する上でも重要なことであり、自主的で積極的な環境保全活動を促進する上で、適切な環境情報の整備と情報提供体制の強化、体系化が必要とされている。
 そのためには、県の広報媒体(「とちぎ県民だより」「広報誌とちぎ」等)はもとより、環境報告書や環境情報誌、各種パンフレットなどにより、適時、適切な環境情報の提供に努めるとともに、インターネットを活用した情報提供体制を整備する必要がある。

2 環境情報の整備・提供の充実

本県の環境全般に関する報告書「環境の状況及び施策に関する報告書(環境白書)」の概要版「とちぎの環境」の作成をはじめ、各種計画等について概要版を作成し、広く県民に提供している。また、大気、水、地盤環境など監視測定・調査した結果についても、適時公表している。
 また、県のホームページにおいて、環境に関する様々な情報を提供しており、適時、内容の充実に勤めている。

ア ホームページ「とちぎの環境」

12年度にホームページを開設し、環境に関する計画・報告書・例規等をはじめ、審議会や環境学習等の各種情報を提供している。(表2−5−1)

イ ホームページ「とちぎの青空」

大気汚染の状況を監視した結果や光化学スモッグに係る情報を公表しており、携帯電話専用ホームページも設けている。(表2−5−2)

ウ ホームページ「とちぎの自然環境」

自然環境の保全と再生、野生鳥獣の保護管理、自然とのふれあい活動の推進など、自然環境関連の各種情報を提供している。(表2−5−3)

表2−5−1 ホームページ「とちぎの環境」掲載項目等
項目 内容
環境に関する各種計画等 栃木県環境基本計画
栃木県庁環境保全率先実行計画二期計画
栃木県地球温暖化対策地域推進計画
栃木県地域新エネルギービジョン
栃木県循環型社会推進指針
栃木県水環境保全計画
栃木県環境学習・環境保全活動推進指針 等
環境関係条例、規則等 栃木県環境基本条例
栃木県生活環境の保全等に関する条例、施行規則
栃木県環境影響評価条例、施行規則等
栃木県の環境の状況 環境の状況及び施策に関する報告書(14〜19年度)
環境の状況及び施策に関する報告書概要版(12〜19年度)
審議会等 栃木県環境審議会、栃木県環境影響評価技術審査会
栃木県公害審査会 等
環境学習 とちぎ環境講座 環境クイズ 環境家計簿 環境学習関連施設
パワーポイント教材「とちぎの環境教室」 とちぎエコリーダー
環境読本「地球を救え!」 こどもエコクラブ 等

表2−5−2 ホームページ「とちぎの青空」掲載項目等
項目 内容
大気汚染常時監視等
(一般環境測定局及び自動車排出ガス測定局)
速報値(現在の大気汚染状況) 日報(1日の大気汚染状況の変化)
測定地点別月及び年平均値
  大気汚染常時監視測定結果報告書 等
光化学スモッグ情報 光化学スモッグ当日予報 光化学スモッグ注意報等発令状況
年度別光化学スモッグ注意報等発令状況(過去3年分)
光化学スモッグ注意報が発令された場合の対策
防災メールの配信について

表2−5−3 ホームページ「とちぎの自然環境」掲載項目等
項目 内容
自然環境の保全と再生 レッドデータブックとちぎ 自然公園 自然環境保全地域
ラムサール条約湿地「奥日光の湿原」 ミヤコタナゴの保護
とちぎふるさと街道景観里親制度 自然環境関係条例、規則等
栃木県自然環境保全審査議会 等
野生鳥獣の保護管理 鳥獣保護事業計画 シカ・サル・クマ・イノシシ・カワウの保護管理
鳥獣保護区や狩猟、鳥獣捕獲許可の制度 傷病野生鳥獣の救護 等
自然とのふれあい活動の推進 自然ふれあい活動指導者 自然公園ガイド(栃木県内)
自然公園おすすめハイキングコース 等