有機性汚水に空気を吹き込むとその汚水に適した好気性の微生物が繁殖し、フロックを形成するようになる。通気を止めるとフロックは急速に沈降し、透明な処理水が得られる。このフロック状のスラッジは、汚水中のコロイド状あるいは溶解性の有機物を吸着し、酸化分解する。この現象と作用を利用して汚水を浄化する方法を活性汚泥法という。活性汚泥法は最初沈殿池、ばっ気槽、最終沈殿池及び活性汚泥のばっ気槽への返送の4段階で構成される。