環境用語集

官能試験法

臭気の測定法は官能試験法と機器分析法とに大別することができるが、機器分析法が臭気成分の分析を主目的とするのに対し、官能試験法は臭気の質と、その強さの測定を目的として行われるものである。官能試験法では検体が液体である場合にはこれを無臭水で、気体である場合には無臭空気で希釈し、いき値に達したときの希釈倍率をもって臭気の強さを示すのが普通である。前者に属する試験法としては、ASTMD1292−65、日本水道協会法、JIS−K−0102、食塩水平衡法などがあり、後者に属する試験法としては、ASTMD1391−57、ネーダー氏法、オルファクトテスター、圧力比法、臭研木下式、無臭室法、三点比較式臭袋法などがある。