重要なお知らせ
2025年3月21日発表
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このことについて、本県から下記の学校・園及び団体の表彰が決定しましたので、報告いたします。
この表彰は、子どもの読書活動の一層の推進に資するため、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動において特色ある優れた実践を行っている学校・園・図書館・団体及び個人に対し、その実践をたたえ文部科学大臣が表彰を行うものです。
記
1 受賞学校
(1) 下野市立国分寺東小学校
【功績概要】
同校では、朝の読書タイムや必読図書・読書記録の活用等、10年以上前から継続して読書活動に力を入れています。児童が楽しく図書館に来ることができるように、様々なコーナーを設置し、魅力ある図書館づくりを進めています。また、児童主体のイベントを企画し、児童が楽しめるだけでなく、様々なジャンルの本に触れることができるような工夫もしています。
各教科等においても図書館の利活用を進め、年間指導計画に図書支援員の活用を位置付ける等の工夫をしています。さらに、ボランティアや近隣の中学生による読み聞かせの実施など、地域との連携にも積極的に取り組んでいます。
(2) 宇都宮市立上河内中学校
【功績概要】
同校では、図書委員による掲示物の作成や、作成したスライドのテレビ放送など、生徒の自主的な活動が推進されています。また、学校図書館で本を借りる教職員も多く、教職員によるブックトークも行われるなど、教職員、生徒が一体となった読書推進活動が行われています。さらに、タブレット端末を活用した情報発信、予約・貸出フォームの構築、「ブックオブザイヤー」(生徒の推薦図書)の投票などでデジタルを活用するとともに、学級文庫の巡回、季節や行事に合わせた各種コーナーの設置と本の展示の工夫など、生徒が本と出会う多様な取組と学校図書館の環境整備を行っています。
(3) 栃木県立益子芳星高等学校
【功績概要】
同校では、司書教諭及び学校司書を中心とした体制の下、図書館だよりの発行や新着図書の紹介、図書委員によるお勧め本コーナーの設置などを行っています。学習面では、校内読書感想文コンクールの実施、授業における学校図書館の積極的な利活用の推進、生徒の読書意欲を高めるような授業実践など、積極的に読書活動の推進に取り組んでいます。文化庁主催の令和6年度国語問題研究協議会においては、図書を活用した授業実践を発表しました。
また、益子町の新図書館建設事業に関連して、「総合的な探究の時間」で理想とする図書館についての研究発表をするなど、地域と連携しています。
2 受賞園 社会福祉法人田原福祉会ゆりかごきっずなーさりーすくーる
【功績概要】
同園では、乳幼児期の読み聞かせの重要性を踏まえた取組により、園児の読書習慣を育んでいます。5年間で5,000冊という目標を掲げた絵本読み聞かせでは、蔵書本のほか図書館資料を活用することで、園児がより多くの絵本に接することができ、年齢に応じた言葉の発達、表現力の向上などの成果が出ています。年長児への音読指導は、言葉の理解が深まり自分で絵本を読む楽しさを学び、進んで読書するようになるなど、主体的な読書活動へとつながっています。また、開園当初から保護者による読み聞かせの機会を設けており、日々の生活の中で本を身近なものとして捉え楽しむ習慣が身につき、家庭での読書活動を推進する取組となっています。
3 受賞図書館 該当なし
4 受賞団体 絵本とおはなしの会
【功績概要】
同団体は、平成2年の発足から、おはなし会、赤ちゃんおはなし会等を実施しています。おはなし会では、絵本の読み聞かせに限らず、紙芝居、手遊び、エプロンシアターなど多様な手法で子どもたちの興味を引き出し、本に親しむ環境を提供しています。図書館が楽しく、ワクワクする場所であることを体感することで、「図書館にまた来たい。もっと本を読みたい。」という気持ちをもてる取組となっています。コロナ禍においても、どうすれば活動できるのかを考え、工夫しながら活動を継続してきました。さらに、情報紙の発行や他団体と連携するなど、長年にわたる活動は、鹿沼市内の読書活動の推進に貢献しています。
5 表彰式
「令和7年度『子ども読書の日』記念 子どもの読書活動推進フォーラム」において表彰式が行われる予定です。
(1) 日時 令和7(2025)年4月23日(水曜日) 13時から17時まで(予定)
(2) 場所 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟大ホール ほか
東京都渋谷区代々木神園町3-1
お問い合わせ
生涯学習課 ふれあい学習担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎南別館5階
電話番号:028-623-3404
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