栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
知事あいさつとちぎ元気プラン策定経過

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第1章 重点テーマ

2 社会全体で子育てを支える

 核家族化の進行や価値観の多様化など、子どもを取り巻く家庭環境や社会環境が大きく変化する中で、家庭や地域の養育力が低下し、また、育児への不安や悩み、負担感を感じる人が増えています。

 子どもは、未来を創り出す「社会の宝」です。超高齢社会を目前にして、安定した経済や社会保障制度など、私たちの社会を持続可能なものとしていくためには、次の時代を担う子どもたちを社会全体で育成していく必要があります。

 このため、子育ては家庭が第一義的に責任を有するという認識を大切にしつつも、子どもたちを安心して生み育てることができるよう、学校や地域、企業、行政などが、様々な立場から子育てを支える環境づくりを進めます。

 目指すべき“とちぎ”は、結婚や子育てに夢を抱き、子どもを持ちたい人が安心して子どもを持ち、子どもたちはもちろん、周りの人々の笑顔と歓声が絶えることのない社会です。

(1) 地域の人々の支え合いで子どもを育てる
 地域における子育て支援を充実し、子育てを家庭のみに負わせるのではなく、子どもも親も地域において暖かく見守り支えられる環境づくりを進めます。

  • ファミリー・サポート・センターや児童館など地域の子育て支援拠点設置と相互援助活動の充実
  • 民生・児童委員、母子保健推進員などの活動推進と子育て支援のネットワークづくり
  • 地域の子どもから高齢者までの異世代が交流する機会づくり
  • 保育所や幼稚園などが有する養育・教育機能の開放
  • 児童虐待の未然防止と早期発見、早期対応
  • 学校や登下校時の通学路等を巡回警備する学校安全ボランティアなど、学校と地域が連携した防犯体制の確保 など

(2) 子育てしやすい職場をつくる
 家庭生活と職場との適正なバランスを保ち、働く親がゆとりをもって子育てができるよう、企業等における就業・雇用環境づくりを進めます。

  • 男女がともに育児休業や子どもの看護休暇を取得しやすい職場環境づくり
  • 子育てに配慮した勤務形態など多様で柔軟な働き方ができる職場環境づくり
  • 出産や育児などで退職した女性が再就職しやすい環境づくりと事業者による再雇用制度の定着 など

(3) 充実した子育て支援体制をつくる
 子育てに関する負担感や不安感を解消し、子どもを安心して生み育てられる体制を充実します。

  • 子育てや家庭教育などについての不安や悩みに対応する各種相談事業や情報提供の充実
  • 低年齢児保育や延長保育、休日保育、障害児保育、特定保育等の多様な保育サービスの充実
  • 子どもや母親の心身の健康づくりを図るための母子保健医療や小児医療対策の実施
  • 性に関する正しい知識を普及啓発する思春期教室、思春期の健康教育や悩みに関するピアカウンセリングの実施
  • 子どもの人権尊重の意識醸成と被虐待児に対する支援体制の充実 など

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