栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
知事あいさつとちぎ元気プラン策定経過

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221 安心して子どもを生み育てることができる環境づくり

施策の目標

 子育てに夢を持ち、次の時代を担う子どもたちを健やかに生み育てられる社会環境を整備します。

現状と課題

  • 未婚化、晩婚化の傾向が一層進むとともに、家庭や地域の養育力の低下が指摘されています。また、保育サービスに対するニーズが多様化しています。
  • 児童虐待相談受付件数が急増し、その内容も複雑・多様化しています。
  • 妊娠や出産、子育てに対する不安や、育児に係る心理的・経済的な負担を強く感じる人が増えています。また、働く女性の仕事と家庭の両立の負担が大きな問題となっています。
  • 離婚件数が高い水準にあり、近年、母子家庭や父子家庭のいわゆるひとり親家庭が増加しています。
本県の未婚率の推移
「本県の未婚率の推移」のグラフ
資料:総務省「国勢調査」

施策の展開 参照:第3部

地域における子育て支援
 地域における子育ての支援体制を充実するとともに、子育て家庭を社会全体で暖かく見守り支える意識を醸成して、子どもたちが健やかに成長できる環境を整備します。

  • 地域の子育て支援拠点や放課後児童クラブの設置の促進
  • 県民のニーズに応じた多様な保育サービスの充実

援護を必要とする子育て家庭等への支援
 児童虐待の未然防止と早期発見・早期対応から保護者への指導・支援、家族の再統合に至るまでの総合的な支援体制を整備します。
 また、ひとり親家庭等への子育て・生活・就労の支援など自立を促進する施策を充実します。

  • 被虐待児の心のケアを図る心理療育施設の設置促進
  • 児童相談所等の体制強化及び市町村等関係機関との連携の強化

母子保健医療対策の充実
 子どもの健やかな成長・発達を支援するため、母子保健医療や小児医療の充実を図るとともに、相談体制を整備します。
 また、思春期の男女が健やかに成長し、健全な母性・父性意識を養えるような相談体制や健康教育を充実します。

  • 子どもに対する医療費助成の充実
  • 不妊や不妊治療に関する相談・支援の実施
  • 母子の健康を確保する健康診査、健康相談等の充実
  • 思春期教室の実施や思春期ピアカウンセリング※1事業の充実

職業生活と家庭生活の両立の推進
 父親の育児参加の促進や育児休業の取得促進など、男女ともに働きながら、子どもを生み育てやすい環境づくりを推進します。


※1 「ピア」とは「仲間」の意。価値観を共感・共有する同世代の仲間が、同じ思春期の子どもたちに対して、望ましい意思決定ができるように相談支援すること。

成果指標 (施策の達成状況を見る尺度)

成果指標名
概ね
10年前
概ね
5年前
基 準
目 標
長期目標
小学校の通学区域内に子育て支援施設のある地域の割合 16.2 %
(H12)
38.6 %
(H16)
53.0 %
(H22)
70.0 %
(H26)
延長保育を実施している保育所の割合 9.9 %
(H6)
29.3 %
(H11)
64.2 %
(H16)
80.0 %
(H22)
90.0 %
(H26)
ファミリー・サポート・センター※2設置市町村の割合 2.0 %
(H12)
27.3 %
(H17)
48.5 %
(H22)
60.0 %
(H26)

※2 育児や介護に関して、援助を行いたい人と受けたい人とが会員となって相互に支え合う組織

「元気に遊ぶ子どもたち」の写真
元気に遊ぶ子どもたち

期待される主な主体の役割

期待される主な主体の役割イメージ

◆部門計画 栃木県次世代育成支援対策行動計画「とちぎ子育て支援プラン」(H17〜H21)

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