栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
知事あいさつとちぎ元気プラン策定経過

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423 いきいきとした農山村づくり

施策の目標

 農山村の持つ豊かな地域資源を保全・継承・有効活用し、地域住民が都市住民と積極的に交流する農山村づくりを推進します。

現状と課題

  • 農山村地域においては、過疎化、高齢化の進展等により、農業従事者の減少や耕作放棄地の増加、農業生産活動の停滞、地域の連帯感の希薄化が進んでおり、集落組織や伝統文化の継承が困難になりつつあります。
  • 県民からは農山村に対して、美しい景観と「ゆとり」や「やすらぎ」のある場としての期待が高まっています。
  • 農産物直売所や農村レストラン等を核とした新たな農業生産や地域連帯、協働のシステムが生まれつつあります。
農家人口と耕作放棄地の推移
「農家人口と耕作放棄地の推移」のグラフ
資料:農林水産省「2000年農林業センサス」

施策の展開 参照:第3部

農山村の持つ豊かな地域資源の保全・継承
 農村景観・自然環境などの地域資源や伝統的な行事・芸能などの農山村活動に対する地域住民等の理解と関心を高めるとともに、農山村が持つ豊かな自然や里山の生態系の保全を図ります。

  • 良好な農村景観形成のための景観農業振興地域整備計画※1の策定促進

都市農村交流の活発化
 農村の持つ美しい自然や景観、貴重な伝統文化や食文化など、農村特有の地域資源を有効に活用し、都市と農村の交流基盤の整備や地域コミュニティづくりを通して都市農村交流の活発化を促進します。

  • 地域資源を活用した農村滞留プログラムの開発
  • 市民農園等の農作業体験施設の設置促進

快適な農山村空間の創造
 地域の特性を踏まえ、農地や農林道などの生産基盤と農業集落排水・情報通信施設などの生活環境基盤を一体的に整備するとともに、地域住民が主体となった農村環境の保全や形成を促進します。
 特に、中山間地域については、中山間地域等直接支払制度※2等を活用して、継続可能な農業生産活動や多様な地域活動の展開を促進します。

  • 中山間地域等直接支払制度の推進による耕作放棄地の解消

※1 景観法に基づく景観計画区域内において、地域の景観に配慮しつつ良好な営農条件を確保するため、区域を指定して農業上の利用や農用地等の保全に関する事項などを定める計画
※2 中山間地域等の耕作放棄を防止するため、集落内で協定に基づき5年以上継続して農業生産を行う農業者等に交付金が支払われる制度

成果指標 (施策の達成状況を見る尺度)

成果指標名
概ね
10年前
概ね
5年前
基 準
目 標
長期目標
市民農園利用区画数 1,365 区画
(H6)
2,414 区画
(H11)
2,937 区画
(H16)
5,000 区画
(H22)
10,000 区画
(H27)
農村における都市住民ボランティア活動参加者数※3 370 人
(H11)
854 人
(H16)
2,000 人
(H22)
5,000 人
(H27)
地域住民等による豊かな自然環境創造取組地区数※4 7 地区
(H6)
19 地区
(H11)
30 地区
(H16)
36 地区
(H22)
50 地区
(H27)

※3 「とちぎ夢大地応援団」など、農業・農村の持つ豊かな地域資源の保全を目的とするボランティア組織の活動への参加者数
※4 生態系や景観に配慮した農業生産基盤整備事業などを計画策定段階から地域住民が参画して取り組む地区数

概念図

期待される主な主体の役割

期待される主な主体の役割イメージ

◆部門計画 「栃木県農業振興計画 とちぎ“食と農”躍進プラン」(H18〜H22)

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