3章 栃木県における新エネルギー導入の基本的方向性

第2 栃木県における新エネルギーの導入見通しと導入の効果
 1.新エネルギーの導入見通し
 栃木県の2010(平成22)年度における新エネルギーの導入見通しについては、本県も国の施策展開の一端を担うという考えのもと、以下のように設定します。ただし、これらの数値は、エネルギー情勢の変化、国の新エネルギー関連政策、新エネルギー関連の技術開発動向などが大きく変化した場合、必要に応じて見直すこととします。

図表35 栃木県の2010年度における新エネルギー導入見通し

新エネルギーの種類 導入見通し 現状値 参考:国の導入目標
太陽光発電 95,000 kW 1,792 kW 約500万kW
太陽熱利用 85,500 kL 不明  約450万kL
クリーンエネルギー自動車 71,100 台 406 台 約340万台
廃棄物エネルギー(廃棄物発電) 22,900 kW  0 kW 約500万kW
風力発電 1,800 kW 6 kW  約30万kW
中小水力発電   231,300 kW 222,580 kW
バイオマスエネルギー 22,200 kL 0 kL
その他排熱利用(工場排熱) 36,000 kL 不明
天然ガスコージェネレーション 18,300 kW 1,860 kW 約455万kW
燃料電池 44,000 kW 200 kW 約220万kW

※ 廃棄物エネルギーについては、廃棄物発電で目標を設定
※ バイオマスエネルギーについては、投入するエネルギー量で設定
※ 国における新エネルギーの種類別の導入目標は、総合エネルギー調査会の長期エネルギー需給見通し(1998年6月発表)を踏まえて策定された「石油代替エネルギーの供給目標」(1998年9月閣議決定)による。

図表36 導入見通しの算定方法

新エネルギーの種類 算定方法
太陽光発電 国の導入目標を一戸建住宅数で按分する。
太陽熱利用 国の導入目標を一戸建住宅数で按分する。
クリーンエネルギー自動車 国の導入目標をガソリン車保有台数で按分する。
廃棄物エネルギー(廃棄物発電) 一般廃棄物については、利用可能量の50%、産業廃棄物については5%の利用を図る。
風力発電 国の導入目標を風力発電の利用可能量で按分する。
中小水力発電 新たに未開発包蔵水力の10%の利用を図る。
バイオマスエネルギー
 
森林、畜産、農産の各バイオマスエネルギーの利用可能量の5%の導入を図る。
その他排熱利用(工場排熱) 現状での推定賦存量の5%の排熱利用を図る。
天然ガスコージェネレーション 国の導入目標を都市ガス販売量で按分する。
燃料電池 国の導入目標を電力消費量で按分する。
 
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