3章 栃木県における新エネルギー導入の基本的方向性

第2 栃木県における新エネルギーの導入見通しと導入の効果
 2.新エネルギー導入による効果
 2010(平成22)年度の導入見通しのとおり新エネルギーを導入した場合の化石燃料の代替効果と温室効果ガス排出抑制効果については、以下のとおりになります。

図表37 化石燃料の代替効果と温室効果ガス排出抑制効果

新エネルギーの種類 化石燃料の代替効果 温室効果ガス排出抑制量(t-CO2)
熱量(TJ) 原油換算(kL)
太陽光発電 898 23,137 55,142
太陽熱利用 3,311 85,500 229,400
クリーンエネルギー自動車 1,760 45,458 117,970
廃棄物エネルギー(廃棄物発電) 522 13,500 21,300
風力発電 28 702 1,104
中小水力発電 8,692 223,955 354,596
バイオマスエネルギー 860 22,200 59,600
その他排熱利用(工場排熱) 1,394 35,800 96,100
天然ガスコージェネレーション 2,325 6,010 37,621
燃料電池 560 14,466 90,511
新エネルギー合計 20,349 470,729 1,063,343

 2010(平成22)年度の導入見通しを達成した場合、原油換算で47万kLを新エネルギーが代替することになり、その場合の最終エネルギー消費は、栃木県の1997(平成9)年度の4.4%に相当します。
 また、「栃木県地球温暖化対策地域推進計画」においては、2010(平成22)年度の温室効果ガスを1990(平成2)年度に比べ6%を削減することとしていますが、その削減量の約2割に相当します。
 
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