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2024年3月18日発表

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令和6(2024)年度子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)に対する文部科学大臣表彰の決定について

  このことについて、本県から下記の学校・園・図書館及び団体が受賞しましたので、報告いたします。

  この表彰は、子どもの読書活動の一層の推進に資するため、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動において特色ある優れた実践を行っている学校・園・図書館・団体及び個人に対し、その実践をたたえ文部科学大臣が表彰を行うものです。

1  受賞学校
 (1) さくら市立南小学校
【功績概要】
  同校では、図書主任及び図書事務員を中心とした、図書館活動が円滑に運営できる校内体制を整備し、地域ボランティアと協働したイベントや図書委員による読み聞かせ・イベントを実施しています。
  また、集まりたくなる・本に親しむ図書環境づくりを目指して、様々なジャンルの本を紹介した、さくら市の推薦図書別冊版を電子化して活用するとともに、図書室の掲示物やコーナー等を季節ごとにアレンジしたり、特別支援学級向けの本の整備を行ったりしています。
  さらに、学習センターの機能の充実に向けて、教科書関連本を整備し、国語、理科等の授業で積極的に活用する、市立図書館からの団体貸出を利用して、授業の進度に合わせた学習指導の充実を図る等の取組を行っています。
 

 (2) 足利市立けやき小学校
【功績概要】
  同校では、図書館ボランティアの協力を得ながら学校図書館の機能の充実を図っています。廊下を挟んで二つのラウンジがあり、学習ラウンジには学習に役立つ本のコーナーを設置する、図書ラウンジには書架の表示を工夫する等、児童が主体的に学習や読書に取り組むことができる環境を整備しています。
  また、朝の読書や授業内での調べ学習等、児童が本に触れる機会を設けているほか、図書館内の良書を展示し、児童の読書の質の向上を図りながら学力向上につなげようとする取組も行っています。
  さらに、児童参加型の展示の実施等、多くの児童が学校図書館に関わることができるよう活動しています。選書や学級文庫の入替えの際にも児童の思いを反映させており、児童に寄り添いながら読書活動を推進しています。
 

 (3) 下野市立南河内第二中学校
【功績概要】
  同校では、「読書を通して、生活をより豊かなものにするための支援」、「自主的・自発的に物事を追究していく態度の育成」を読書活動に関する目標として設定し、様々な読書活動を日常的に実践しています。中学校区内の小学校との共通実践である毎朝15分間の読書タイムをはじめ、学校図書館においては、学校行事等に関連した図書コーナーの設置や図書委員によるポップの掲示等を行うことで、生徒が利用したくなるような環境整備に努めています。
  また、図書委員の企画による「校内ビブリオバトル」や代表生徒による図書選定委員会の開催等、生徒が主体的に読書に親しみ、より豊かな読書生活を確立できるような取組が実践されています。
 

2  受賞園  社会福祉法人久祐会 東峰保育園
【功績概要】
  同園では、ミニ図書コーナーの常設や毎日の読み聞かせの実施など、保育園内の読書体制を整えるだけではなく、音読指導を取り入れることで、園児の言葉への理解を深めています。また、園だよりや保育参観等をとおして、乳児期からの読み聞かせの大切さを保護者へ伝えることで、保護者の意識を高め、家庭での読み聞かせを促進しています。
  さらに、園独自の絵本リストを作成し、全園児へ配布することにより、子どもたちは本をたくさん読みたいという意欲が湧き、その結果、保護者の意識にも変化が見られ、市立図書館の利用にもつながっています。
 

3  受賞図書館  那須塩原市図書館
【功績概要】
  同館では、学校、ボランティア等との連携体制の下、市内の小・中・義務教育学校の児童・生徒への電子図書館利用IDの配付、北那須地区ビブリオバトルの開催、貸出文庫の実施等により、子どもの読書活動を推進しています。
  また、「ストーリータイム」というイベントを一般社団法人「くりむちぇくかふぇ」、宇都宮大学地域創生科学研究科臨床発達心理学研究室と共同で定期的に開催しています。これは、子どもの日常生活を豊かに描くたくさんの絵本を題材に、読み聞かせや、絵本の内容に関連した遊びや工作をするもので、子どもが楽しみながら本の世界に触れ、本へ興味を持つためのきっかけとなっています。
 

4  受賞団体  栃木子どもの本連絡会
【功績概要】
  同団体は、子どもの本に関するサークル間での情報交換及び子どもの本の普及に努めることを目的に昭和54(1979)年に発足し、現在は県下最大の子ども読書に係るボランティア同士の連絡会として、団体会員及び個人会員が所属しています。
  平成22(2010)年から「栃木子どもの本連続講座」を開催し、小規模な団体では招聘が困難な絵本作家や研究者等を招いた講座は県内外から高い評価を得ています。令和5(2023)年からは、「栃木子どもの本の講座」と名称及び内容をリニューアルしています。
  その他、会員同士の交流機会や学習機会を継続的に設ける、オンラインでの講座開催など情報化への対応も積極的に進めるなど、県内ボランティアの育成・支援に貢献しています。
 

5  表彰式
  「令和6年度『子ども読書の日』記念 子どもの読書活動推進フォーラム」において表彰式が行われる予定です。
  (1) 日時  令和6(2024)年4月23日(火曜日)  13時から
  (2) 場所  国立オリンピック記念青少年総合センター  カルチャー棟大ホール  ほか
             東京都渋谷区代々木神園町3-1

お問い合わせ

生涯学習課 ふれあい学習担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎南別館5階

電話番号:028-623-3404

ファックス番号:028-623-3406

Email:syougai-gakusyuu@pref.tochigi.lg.jp

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