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国会等移転実現県民大会を開催しました

 4月26日、栃木県国会等移転促進県民会議が5月の移転先候補地の絞り込みを目前にして、国会等移転実現県民大会を県総合文化センターで開催しました。
 特別講演で草柳大蔵氏は、危機管理の観点から「これから、私たちが取り組もうとしている、那須一帯の空間に新しく誕生する都市は、東京を安堵させる、非常に大きな意味のある所です。東京という情報の世界にも稀な集積都市が一夜の地震で情報的に損傷があっても、すぐに代替できる情報空間が存在する。そのために非常に必要なのです。この『安堵』こそ国会等移転の中心概念です。」と述べられ、国会等移転の重要性を指摘されました。また、アメリカの神学者の言葉を引用して「アメリカ人が困難に直面すると言うのですが『神よ、変えることのできないものを受け入れる平静さと、変えるべきものを変える勇気と、そして、それらを識別する知恵を与えたまえ』と。かつての青春を過ごした(那須の)土地にふれて、私自身を含めて、本当に勇気のある人が出てほしいと思いましたし、ようやくここにきて、日本の歩いていく道が一つ見えてきたような感じがいたします。」と「栃木・福島地域」で実現される国会等移転に対し、日本の将来への期待を込めた言葉で講演を締めくくられました。
 草柳大蔵氏の特別講演のあと、福田知事は「今、国会で決断し、具体的な移転の道筋を示すことが、国民の関心の高め、移転の実現につながると確信している」と挨拶しました。
 大会の最後には、地元那須地域を代表して、栃木県那須地域国会等移転促進協議会会長の藤田政壽黒磯市長から、移転先候補地の絞り込みにおいては「栃木・福島地域」に対する国会等移転審議会の評価を尊重すべきであることや早期に移転実現をするよう、強く訴える大会アピールが提案され、参加者の盛大な拍手をもって採択されました。
 「栃木・福島地域」への移転実現に向け県民一丸となって取り組むことを、約1200人の参加者とともに確認しあえる大会となりました。

県民大会

草柳 大蔵 氏


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