知事コラム「吹き竹」第90回

県民だよりvol.291(2015年4月号）掲載

～ 日光東照宮400年式年大祭 ～

   本年は、元和（げんな） 2年（西暦1616年）に徳川家康公が駿府城で亡くなられて、400年目となることから、全国各地で様々な記念行事が企画されている。

   日光東照宮では、家康公の鎧や刀剣等の宝物、ヴァーチャルリアリティー映像で美しい建造物を見ることの出来る新宝物館が3月13日に開館した。

   現在、国宝陽明門の大修理が行われているが、5月の400年式年大祭をはじめ、境内のバリアフリー化事業など、各種記念事業が計画されている。

   本県は、国宝17件（全国第10位）、国指定・国登録・県指定文化財1,268件（全国第9位）を有し、世界遺産である日光の社寺、国の特別史跡、特別天然記念物の二重指定を我が国で唯一受けている日光杉並木街道など、貴重な文化財に恵まれている。これらの保存・継承と魅力の発信及び活用に更に取り組みたい。

   400年式年大祭の開催により、栃木県の益々の活況と、日光はもとより、歴史ある県内の社寺の繁栄を、県民の皆様とともに祈りたい。

 

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知事コラム「吹き竹」について

「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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