重要なお知らせ
更新日:2023年6月20日
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検挙者の約半数が再犯者であるという現状において、犯罪を繰り返してしまうという、本人にとっても社会にとっても不幸な循環を断ち切る取組の充実が求められています。
犯罪や非行から立ち直ろうとしている人を、孤立させることなく社会復帰へとつなぐ支援をすることは、「新たな被害(不幸)を生まない、誰もが安心して暮らせるまち」につながります。
県では、国、市町、関係団体と一体となって「更生を目指す人」が共に歩むことのできる栃木県を目指しています。
「栃木県再犯防止推進計画」は、再犯の防止等の推進に関する法律(平成28年法律第104号)第8条第1項の規定に基づく地方再犯防止推進計画です。
推進計画では、法律に規定する「犯罪をした者又は非行少年(非行のある少年)若しくは非行少年であった者」のうち、更生への思いがある人を「自立更生者」としています。
県は、国や市町、協力団体と連携して自立更生者に対する支援体制を構築し、刑事司法手続に接続した切れ目なく息の長い支援を実施します。
また、自立更生者の更生意欲を高めていくための施策や、更生保護に対する県民の皆さまの理解促進に取り組みます。
計画期間 | 令和2(2020)年度から令和6(2024)年度までの5年間 | |
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計画の対象者 | 自立更生者 | |
県の再犯防止施策 | 生活環境の整備 | |
更生意欲の醸成 | ||
サポート体制の構築 | ||
理解促進 |
国の関係機関や協力団体と連携して、県民に身近な行政サービス(就労支援、住宅確保支援、保健医療・福祉による支援)や、非行防止・修学支援、犯罪特性に応じた指導により、自立更生者の社会復帰に向けた生活環境を整えていきます。
保護観察所などと連携して、自立更生者の更生への思いを高めていくための施策に取り組んでいます。
出所後や保護観察期間終了後、様々な理由で思い悩んだとき、更生保護活動のベテランである保護司が特別相談員としてお話を伺い、アドバイスなどを実施しています。
《連絡先》
保護司またはお住まいの地域の保護司会、栃木県保護司会連合会です。詳しくは「エール」をご覧ください。
自立更生者に配布しているハンドブックです。支援機関の連絡先などを掲載しています。
国、市町、協力団体との連携により、再犯防止のための取組を効果的、円滑に実施できるよう、「栃木県再犯防止推進連携会議」を設置しています。
また、地域において自立更生者の社会復帰を支援することができるよう、支援のあり方や必要な知識習得のための支援担当者向け研修会を開催しています。
県民の皆さまの理解と協力により、自立更生者の社会復帰の見守りが行われる環境が整えられるよう取り組んでいます。
県庁本館1階ロビーなどを会場に、再犯防止の取組についての現状や課題を知っていただくための「つどい」を開催しています。
再犯防止をテーマとした講演会のほか、刑務所作業製品の展示即売会やパネル展示を実施しています。
多くの皆さまの参加をお待ちしています。
《令和5(2023)年度実績》
令和5(2023)年10月13日(金曜)に、県庁において展示会と講演会を開催しました。
講演:『少年院って、どんなとこ?』~地域社会に支えられる少年院の取組~
講師:喜連川少年院 院長 畠山 智行氏
再犯防止の取組や、自立更生者の立ち直りの支援について理解を深めていただくため、市町の庁舎などを巡回するパネル展示を実施しています。
令和6(2024)年度は7か所で実施予定です。開催予定については、決まり次第お知らせします。
《令和5(2023)年度実績》
那須烏山市、日光市、那珂川町、佐野市、上三川町、那須町、大田原市
「再犯の防止等の推進に関する法律」では、7月を再犯防止推進月間と定めています。
また、7月は、“社会を明るくする運動” ~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~ 強調月間です。
“社会を明るくする運動” ~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~ は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。
令和6(2024)年で74回目を迎えます。
社会を明るくする運動では、作文コンテストを実施して、小中学生が犯罪や非行のない明るい社会について考えるきっかけづくりが行われています。
お問い合わせ
くらし安全安心課 生活・交通安全担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館7階
電話番号:028-623-2154
ファックス番号:028-623-2182