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更新日:2010年11月30日

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人物「江戸時代以前」勝道上人

勝道上人(しょうどうしょうにん)

735年から817年まで

日光開山の祖

勝道上人座像(日光山輪王寺所蔵)の写真

下野が生んだ名僧で、日光開山の祖。735年、芳賀郡高岡(現真岡市)の下野国府の役人の家に生まれ、出流山(栃木市北西部)などで修行した後、761年下野薬師寺に戒壇が設けられると、そこで僧の資格を得て勝道と号した。薬師寺で5年間修行した後、二荒(男体)山頂を目指して日光に入り、大谷川の激流を渡って、766年対岸に輪王寺の起こりとされる四本龍寺を建立、日光山を開いた。

下野に生まれ下野に骨を埋めた求道者

日光山を開いた後、彼は二荒(男体)山頂を目指し、782年3度目の試みで山頂に達した。

その後、中禅寺湖畔に自作と伝えられる立木観音を祭った神宮寺(現在の中禅寺)や二荒山神社を建立、桓武天皇から上野国総講師に任命され、上人の称号を受けた。これらは、最澄の比叡山開山(785年)や空海の高野山開山(816年)よりも早く、日本における山岳仏教の先駆けであったと言える。下野に生まれ下野に骨を埋めた勝道上人は、日光1,200年の信仰と文化の原点として尊ばれている。


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