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更新日:2012年5月7日

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総合型地域スポーツクラブ

 総合型地域スポーツクラブ

スポーツ環境の現状と課題

我が国では、学校と企業を中心にスポーツが発展してきました。このため、地域のスポーツクラブを中心にスポーツ活動が行われているヨーロッパ諸国などと異なり、学校を卒業するとスポーツに親しむ機会が減少する傾向にあります。

また、公共スポーツ施設を拠点とするスポーツクラブのほとんどが単一種目型であり、これらのスポーツクラブは性別、年齢、種目が限定的であるため、誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも、各自の興味・関心に応じてスポーツに親しめる環境にな っていません。こうした状況を改善し、国民の誰もが生涯にわたりスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会を実現するためには、多様な興味・関心を有する者が参加できる、地域のスポーツクラブの育成が望まれています。

子どもたちのスポーツ活動

少子化による児童生徒数の減少、運動以外の活動への興味・関心などによる参加児童生徒数の減少、指導者の高齢化や実技指導力不足のために、競技種目によっては、チーム編成ができない、あるいは、十分な指導ができなくなるなどの状況があります。

こうした状況を改善するためには、運動部活動における地域指導者の活用や複数校合同運動部活動を実施したり、学校週5日制の趣旨を踏まえつつ、児童生徒のスポーツニーズに応じて地域のスポーツ活動を楽しむことができるよう見直しを図る必要があります。

地域のスポーツ活動

我が国では、学校と企業を中心にスポーツが発展してきました。このため、地域のスポーツクラブを中心にスポーツ活動が行われているヨーロッパ諸国などと異なり、学校を卒業するとスポーツに親しむ機会が減少する傾向にあります。

総合型地域スポーツクラブとは?

現在の地域や学校におけるスポーツ環境の諸課題を解決する一つの方策として注目されている「総合型地域スポーツクラブ」について紹介します。

  • 総合型地域スポーツクラブの3つの柱
  1. 自主運営(地域住民の主体的な運営)
  2. 受益者負担(自主財源を主とする運営)
  3. クラブとしての理念の共有化
  • 総合型地域スポーツクラブの5つの特徴
  1. 単一のスポーツ種目だけでなく、複数の種目が用意されている。
  2. 地域の誰もが年齢、興味・関心、体力、技術・技能レベルに応じていつまでも活動できる。
  3. 活動拠点となるスポーツ施設及びクラブハウスを持ち、定期的・継続的なスポーツ活動を行うことができる。
  4. 質の高い指導者がいて、個々のスポーツニーズに応じた指導が行われる。
  5. スポーツ活動だけでなく、できれば文化的活動も準備されている。総合型地域スポーツクラブ設立の多様な方策

設立の経緯は地域によって様々です。地域の実情に合わせた新しいタイプのクラブが設立しています。

クラブ設立のバリエーションの例と代表的クラブと道府県名表  

クラブ設立のバリエーション 代表的クラブ 道府県名
体育協会を中心に NPO 法人スポネットせいろう 新潟県
スポーツ少年団を中心に 菊川スポーツクラブ 山口県
単一スポーツクラブを中心に NPO 法人たかはら那須スポーツクラブ 栃木県
自治会を中心に 常盤の里スポーツクラブ 秋田県
学校施設使用団体が集まって
小学校中心に
清柳スポーツクラブ 北海道
スポーツ教室から発展して 館山ファミリースポーツクラブ「わかしお」 千葉県
地域のスポーツ団体が集まって むれスポーツクラブ 香川県
マネジャー養成講習会参加から ピースふぁいぶるクラブ 埼玉県
地域コミュニティ形成の一環として しまもとバンブークラブ 大阪府

 公益財団法人日本体育協会「総合型クラブ創設ガイド」より

総合型地域スポーツクラブのメリットは?

1「スポーツ参加率の向上」

スポーツを継続している人はもちろんのこと、これまでスポーツをする機会に恵まれなかった人も参加することができます。

2「地域教育力の向上」

学校と地域が連携・協力して子どもたちのスポーツ活動に関わっていくことにより、地域の教育力の向上につながります。

3「医療費の削減」

定期的、継続的な運動・スポーツは心身の健康のみならず、生活習慣病の予防や機能回復のためのリハビリなど医療費の削減につながります。

4「親子や家族・世代間の交流」

クラブにおける地域の様々な人々とのふれあいを通して、親子や家族、世代間の交流が広がります。

5「専門的な指導・一貫指導」

学校の枠を超えた一貫した指導により、多くの人材の中から優秀な選手を発掘し、長期的な視野に立って育てることができます。

6「高齢者のいきがいづくり」

高齢者にとって、定期的にクラブに通い、スポーツやおしゃべりを楽しむことは心身の健康維持に役立ちます。

7「積極的な社会参加」

地域の中から有能な人材を発掘して、その趣味や特技を生かせる場を増やすことは、住民の積極的な社会参加を促すことにつながります。

8「情報の発信拠点」

クラブハウスに行けば、いつ、どこで、どんな活動を行っているかといった情報を得ることができます。

9「施設の有効利用」

施設の利用方法の見直し・工夫をすることにより、住民にとって、より身近な施設となります。

10「地域の活性化」

すべての世代の人が身近な場所で気軽にスポーツを楽しむことができれば、地域全体に活気が生まれます。

県内で活動している総合型地域スポーツクラブ

栃木県内の総合型地域スポーツクラブ

関連法令

スポーツ振興法(昭和36年法律141号)(抜粋)

スポーツ立国戦略(外部サイトへリンク・文部科学省)

スポーツ基本法(外部サイトへリンク・文部科学省)

スポーツ基本計画(外部サイトへリンク・文部科学省)

とちぎスポーツ振興プラン21(二期計画)(PDF:2,894KB)

総合型地域スポーツクラブQ&A

設立にあたって

運営するにあたって

学校と地域の連携について

諸制度について

お問い合わせ

スポーツ振興課 生涯スポーツ担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館7階

電話番号:028-623-3416

ファックス番号:028-623-3411

Email:sports@pref.tochigi.lg.jp