重要なお知らせ
更新日:2010年12月1日
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乳幼児の事故防止には、何気ない日常の行動も時には子どもの視点に立って見直すなど、細かな気遣いが必要です。
赤ちゃんはハイハイをする月齢になっていなくても、バタバタと体を動かして少しずつ移動しています。ちょっと目を離したすきにベッドなどから転落したり、すきまに指をはさんでけがをすることがあります。
持ち手をかえようとした時や赤ちゃんを運んでいるときに、バランスを崩して転落させてしまうことが多いようです。
物を運ぶような気軽さで赤ちゃんを扱わないことが基本です。
この頃の赤ちゃんは、ハイハイやつかまり立ちをはじめるなど、行動範囲が飛躍的に広がります。
口に入れたら危ないものを不用意に置いていないか、子どもの手の届く範囲や目に触れる場所に置いていないかなど、子どもの目の高さで常に身の回りをチェックするよう心掛けてください。
たばこの誤飲による事故は、たばこを吸う大人が家にいる休日に多く、保護者が近くにいながら発生した事例もあります。 ジュースの空き缶などを灰皿代わりに使うのは誤飲のもとですから、特に注意してください。
テーブルの上のカップをひっくり返して熱湯を浴びてしまったり、電気炊飯器や電気ジャーポットの蒸気孔に触れてやけどをしてしまうケースが多発しています。
乳幼児は特に好奇心が旺盛で、興味のある物にはすぐに手をのばしてしまいます。ライターやマッチなど火の元になるものは手の届かないところに保管しておきましょう。
また、子どもの皮膚は大人の半分以下の厚さのため、やけどの被害は大人の倍以上になってしまいます。
アイロンなどの熱くなる家電製品は、コードやコンセントの位置、使用場所に十分気を配ってください。
バケツ程度の少量の水でも事故になります。
浴室には小さな子どもが自由に入れないようにしたり 、 洗濯機のそばに踏み台になるものは置かない など、細かい気配りをしてください。また、ジェット噴流バス使用の際も注意してください。
幼児期に入りよちよち歩きが始まると、親の目が届かなくなりがちです。 家の車のドアに指をはさむ事故 、 ジャングルジムなどの遊具による事故 が増えてきますので、十分気を配ってください。
階段での事故 はどの年齢層にもよく見られます。また、1歳半を過ぎると 自転車による事故 も多くなります。
おもちゃによる事故は2歳がいちばん多く、小学生以下の事故の83%を占めています。男児は女児より約2倍多く事故を起こしていました。飲み込む、耳や鼻に入れるケースがもっとも多く、そのほかおもちゃによる擦り傷、打ち身、切り傷、刺し傷や目の障害もかなりの割合で増えています。
乳児ボツリヌス症という疾病があります。新生児が正常に発達した後便秘が続き、吸乳力や泣き声が弱くなり顔面無表情や筋肉の弛緩を呈し、重症では呼吸困難、死に至ることがあります。日本では発症例が少なく、その感染源もすべて特定されているわけではありませんが、この症状は1歳未満の乳児にはちみつを与えることにより発症する場合が多いことと考えられています。 最初の誕生日がくるまでは、はちみつを子どもの甘味料として用いることは避けてください。 なお、この疾病は乳児特有のもので、1歳以上の子どもにはちみつを与えてもなんら問題はありません。
かみ砕く力が弱い乳幼児の場合、弾力性と粘着性の高いこんにゃくゼリーが気管孔をふさいでしまうことがあります。乳幼児には絶対に与えないようにしてください。
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