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更新日:2022年3月29日

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児童自立支援施設  栃木県那須学園

那須学園の設置目的

那須学園は児童福祉法に基づいて栃木県が設置した児童自立支援施設です。家庭や学校、地域で問題行動を起こした児童(不良行為をなし又はなすおそれのある児童)のほか、家庭環境などの環境上の理由により生活指導が必要な児童を入所させ、社会生活に適応できるよう指導を行って、自立を支援することを目的としています。また、退所した児童に対しても相談・援助を行います。

那須学園の環境

那須学園は栃木県北部・矢板市の自然環境に恵まれた田園地帯にあり、広大な敷地の中に田、畑、グラウンド等に囲まれた建物があります。

那須学園の沿革

明治41(1908)年12月   那須郡野崎村沢800番地に感化院設置、栃木県那須学園と称する旨の告示.  定員15名

以降の沿革は那須学園「事業概要」に掲載されています。

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   昭和23年ごろの農作業風景

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那須学園 事業概要

 「令和7(2025)年度版

那須学園の支援方針 -- 指導の内容 

生活指導

入園した児童は、明るい寮舎で、育成担当の職員と一緒に生活し、家庭的雰囲気のなかで情緒の安定を図り、規則正しい生活を自覚させ、基本的な生活習慣や、より良い人間関係を体験して、心身ともに健やかに育つよう指導します。

学習指導

入園している児童はほとんどが学齢期にあるので、施設内に設置された矢板市立矢板中学校沢分校および矢板東小学校沢分教室に通学します。学校では、少人数の授業で児童の習熟度に応じた指導を行っており、高校進学を目指す児童も少なくありません。

職業指導(自立支援)  

勤労の尊さを学ぶため、職員と児童が一緒になって汗を流し、敷地の整備や農作業等に努めています。また中学校卒業後は、児童の適性をみながら園外の事業所や園内で「職業実習」を重ね、社会人として自立できるよう指導しています。

 

学園の日課   「 朝は希望に起き  昼は努力に生き  夜は感謝に眠る 」

 6時30分    起床・あいさつ  洗面  掃除  食事

 8時30分    登校  授業1~4時間

12時05分   寮にもどって昼食

13時35分   登校  授業5~6時間(火~木)/ 授業5~8時間(月・金)

15時00分   部活動(野球・水泳・バレーボール・卓球・吹奏楽など) または作業

    ※月は作業中心、火~金は部活動中心

17時10分   帰寮  洗濯・掃除  夕食  自習・日記  入浴  自由  反省会  自主学習

22時00分   就寝(小学生は21時00分)

学校教育 -- 矢板市立 矢板中学校沢分校・矢板東小学校沢分教室

矢板中学校沢分校・矢板東小学校沢分教室は、那須学園に入所した児童に対して学校教育を行うため、平成12年度に矢板市教育委員会が施設内に設置した学校で、小学校1学級、中学校3学級で編成されています。児童たちは生活する寮から100mほどの距離を毎日通学しています。

教育目標

生徒一人ひとりの個性を尊重し、豊な心と強靱な身体を持ち、自主性と英知に富み、将来国際社会においても信頼を得る人間を育成する。

                              自ら学ぶ生徒              〔学びの基盤をつくる〕          

   思いやりのある生徒     〔育ちあえる絆をつくる〕        

 たくましい生徒           〔志を立て未来をつくる〕       

 
 ※学校経営の概要は「那須学園事業概要」に掲載されています。

 

年間行事 -- 那須学園の1年   

学園行事

学校・学園共催行事

学校行事等

4

春の健康診断(中卒児)

 

第1学期始業式

5

 

田植え体験学習

沢地区合同運動会

春の遠足

健康診断(学齢児)

避難訓練

6

 

児童相談所との連絡会議

プール開き

関東少年野球大会

 

7

 

海浜学校(県海浜自然の家)

確認テスト

8

夏季家庭帰省

関東少年水泳大会

県立学校1日体験学習

9

沢地区環境保全会 生き物調査(1)

学園祭

園内水泳大会

修学旅行(小6・中3)

期末テスト

10

栃木友の会交流会

沢地区環境保全会 生き物調査(2)

 

稲刈り・稲架掛け体験学習

関東女子バレーボール大会

第1学期終業式

第2学期始業式

進路指導(進学・就職)

職業体験学習

11

収穫感謝祭

秋の健康診断

脱穀体験学習

関東少年文化祭

たかはらマラソン大会

防災訓練

前籍校との連絡会議

12

クリスマス会

冬季家庭帰省

関東少年卓球大会

しおや湧水の里マラソン大会

確認テスト

1

新年昼食会

スキー教室(2回)

高校受験(私立)

席書大会

2

県児童福祉施設文化祭

ふれあいコンサート

第三者委員会

園内マラソン大会

立志式

前籍校との連絡会議

期末テスト

3

春季家庭帰省

 

 

高校受検(県立)

卒業式

修了式

 

避難訓練(毎月)    理髪(随時)

誕生会(隔月)    私物購入(隔月)

 

は関東児童自立支援施設協議会振興事業

 

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  沢地区との合同運動会(5月) 

 

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 田植え体験学習(5月)

 

 

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  関東少年野球大会(7月)

 

 

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海浜学校(7月) 

  

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  流しそうめん(7月)                  

              

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ジャガイモ収穫(7月) 

  

 

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   関東少年水泳大会(8月) 

 

 

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学園祭(9月)  

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  沢地区環境保全会 生き物調査(9・10月)

 

   

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 関東女子バレーボール大会(10月) 

 

 

稲刈り・稲架掛け体験学習(10月)                               

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関東少年文化祭(11月)  

 

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   関東少年卓球大会(12月)

 

 

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 スキー教室(1月) 

 

児童自立支援施設における苦情解決対応

本園では社会福祉法第82条の趣旨に則り、苦情解決責任者及び苦情受付担当者、ならびに第三者委員を設置し、利用者・家族(保護者)等からの苦情に適切に対応し、解決に努める体制を整えています。

なお、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員の氏名及び連絡先は保護者に通知しており、かつ当園施設内にも掲示しています。

  1. 苦情の受付
    施設内に意見箱(苦情・意見・提案受付箱)を5箇所設置して苦情等を受け付けています。また、苦情は書面によるほか、口頭による申し出も受け付けております。
  2. 苦情の報告
    苦情受付担当者は、受付けた苦情を苦情解決責任者(苦情申出人が第三者委員への直接申し立てを希望した場合は第三者委員)に報告します。
  3. 苦情解決に向けた話し合い
    苦情解決責任者は、苦情申出人との誠意を持って話し合い、解決に努めます。その際、苦情申出人は、第三者委員の助言や立ち会いを求めることができます。
  4. 結果報告
    苦情解決責任者は、苦情申出人に改善を約束した事項について、口頭または書面で報告します。
  5. 他の苦情受付・相談窓口
    本園で解決できない苦情は、栃木県社会福祉協議会に設置された「栃木県運営適正化委員会」に申し出ることができます。

苦情解決結果の公表について

令和6年度

苦情等申立件数

 6件(内訳:意見箱投函件数4件・直接口頭申立件数2件)

 意見箱投函

R6年度意見箱内訳〇投函者

 入所男子児童3名

(2回投函者1名・すべて児童名記載あり)

 

〇対応について

 すべて苦情受付者が投函者と面接した上で、苦情解決責任者へ報告後に対応した。また、対応結果は苦情申立人に報告し了承を得た。なお、不満の基になった職員に対しては、投函者が分からないよう配慮した上で注意及び改善点の話し合い等を行った。

 

 

直接口頭申立

R6年度口頭申立内訳〇職員からの虐待の訴えの対応について

 被措置児童虐待(疑い)として、こども政策課に通告した。審議会審議の結果、虐待の事実は認められなかったが、職員の言葉遣い等の課題について指摘されたため、改善を行った。

〇児童に対しての職員対応(言動)に対する不満への対応について

 苦情解決責任者が苦情申立人と面談し、今後の対応について協議した。苦情申立人は申し立てをしたことが職員に知られることを恐れたため、寮職員全員で行動面の振り返りを行うことで改善を図った。

学園だより「なすび」 

 ・25号~最新号がご覧いただけます。

  那須学園 園歌        作詞・作曲  中村 知

1  ここの丘は  光あふれ       河の水も  きよらか

2  ここの森は  伸びゆけと     鳥のうたも  ほがらか

3  ここの庭は  学べよと        鐘のひびき  たからか

4  ここの寮は  花かおり        ともし灯も  あたたか

5  ここの園は  われらみなの   心の港  那須学園0420Takahara-yama

 

よくある質問 

Q. 那須学園はどのような子どもたちが行く施設ですか?

A. 那須学園は「児童自立支援施設」といって、家庭や学校、地域で問題行動を起こした児童(不良行為をしたり、そのおそれがある児童)や、家庭環境など環境上の理由により生活指導が必要な児童が入所する施設です。

 

Q. 家で暴れて親の言うことを聞かない子どもがいるのですが、入所できますか?

A. まずは最寄りの児童相談所にご相談ください。児童相談所の担当職員がお話を聞き、調査のうえ必要があると判断されたときには入所を検討するようになります。

 

Q. 見学はできますか?

A. 事前にお申し込みをいただければ見学はできますが、入所児童の日課や指導に支障が出るようなときなど、場合によってはお受けできないこともあります。

 

Q. 学園の中ではどのようなことをしていますか?

A. 毎日決められた日課に沿って規則正しい生活をします.分校での授業のほか、野球やバレーボール、水泳などの部活動、環境整備のための作業などを行っています。また、心理士との面接を通じて、問題行動の振り返りや感情をコントロールするための訓練なども行います。

 

Q. 外出は自由ですか?

A. 児童だけでの外出はできません.外出は決められた日に職員と一緒に行うことになります。

 

Q. 少年院とは違うのですか?

A. 那須学園のような児童自立支援施設は、家庭的な環境の中で指導を行う開放施設です。閉鎖施設である少年院とは異なり部屋は施錠されておらず、夏休みや正月などの時期には保護者のところに一時帰省することもできます。

 

Q. 高校進学はできますか?

A. 学園の中にある中学校の分校で一般の中学校と同じように授業を受けているので、努力次第では学力を向上させることができます。そして毎年多くの児童が県立高校などに進学しています。

 

Q. 中学校を卒業したらどうなりますか?

A. 多くの卒業生は高校進学にともなって家庭に戻るか他の児童養護施設などに移ります.卒業した年に進学しなかった児童でも、学園に残って職場体験や作業などを行いながら勉強し、次の年度に進学することがあります。

 

Q. 那須学園で働く職員はどのような人たちですか?

A. 那須学園の職員は県の職員で、分校の職員は教員です。ここで働く県職員の多くは「児童自立支援専門員」という資格を持った専門職です。そのほかにも心理士や保育士、事務職や農場管理の職員もいます。

 

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お問い合わせ

那須学園

〒329-2132 矢板市沢800

電話番号:0287-43-0573   分校 : 0287-43-0090

ファックス番号:0287-43-6886

Email:nasu-gakuen@pref.tochigi.lg.jp

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