平成15年度 環境の状況及び施策に関する報告書

第7部 計画の進行管理

 本県においては、県の環境保全に関する基本目標と長期的な施策の方向を掲げた栃木県環境基本計画(11年3月策定)に基づき、県民、事業者及び市町村の参加と協力のもとに「環境にやさしい潤いのあるふるさと“とちぎ”」づくりに取り組んでいくこととしている。
 当計画の14年度における進捗状況について点検を実施したところ、その結果は、以下のとおりであった。

「目標」として設定している21の数値目標の達成状況

○点検時において達成しているもの (●) 2
○予定どおり進捗しているもの    (▲) 12
○今後一層努力を要するもの     (■) 7

長期的目標、施策項目及び指標

現況値 評価 備考
T 環境への
 負荷の少な
 い循環型の
 社会づくり
(1)大気環境の保全      
 ・大気環境基準達成率   光化学オキシダントについては、すべての測定局で環境基準を達成していない。
   硫黄酸化物 100%  
   二酸化窒素 100%  
   一酸化炭素 100%  
   浮遊粒子状物質 81.0%  
   光化学オキシダント 0%  
(2)水環境の保全      
 ・公共用水域の環境基準(BOD)達成率 86%  
 ・下水道施設(広義)普及率 63.2%  
 ・地下水汚染地区数 69地区 前年度より10地区増加した。
(3)土壌環境・地盤環境の保全      
 ・テレメータによる地下水位監視地点 5地点  
(4)騒音・振動・悪臭の防止      
 ・騒音の環境基準達成率 53.8% 環境基準達成率が依然として低い。
 ・新幹線鉄道騒音の環境基準達成率 14.3%
(5)廃棄物・リサイクル対策の推進      
 ・生活系廃棄物の排出量 559千d 排出量が増加傾向にある。
 ・事業系廃棄物の排出量 3,553千d
 ・一般廃棄物の最終処分率 10.7%  
 ・産業廃棄物の最終処分率 8.3%  
 ・下水汚泥のリサイクル率 80% 目標値(14年度90%)を下回った。
 ・建設廃棄物の再利用率 90.0%
U 人と自然
 が共生する
 潤いのある
 地域づくり
(1)優れた自然の保全      
 ・保安林面積(民有林) 66,423ha  
(2)身近な自然の保全と創造      
(6)緑化の推進      
 ・県民一人当たりの都市公園面積 12.0u  
(7)水辺環境の保全と創造      
 ・多自然型川づくりの整備延長 149.6q  
 ・河川浄化施設の設置箇所数 3か所  
 ・親水性のある水辺空間の整備面積 331ha  
V 地球環境
 の保全に貢
 献する社会
 づくり
(2)オゾン層保護対策の推進      
 ・業務用冷凍空調機器のフロン類回収量 6,116s  
W 環境保全
 活動への積
 極的な参加
(2)環境学習の推進      
 ・水辺教室の開催地区数

15地区

 
 ・こどもエコクラブ数

50クラブ

前年度より24クラブ減少した。

 

14年度に県が実施した主な新規施策・事業

新エネルギー導入事業(風力発電設備の導入)
栃木県循環型社会推進指針の策定
栃木県エコスラグ有効利用促進指針の策定
とちぎ環境事典の作成
栃木県木質資源循環利用推進指針の策定
栃木県下水道資源化工場の建設

 

計画に掲げる目標達成のための「具体的な施策」の実施状況

環境保全のために県が14年度に実施した事業 160事業

栃木県環境基本計画の目標と進捗状況(PDF)

 

 

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