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本県は、県北部に日光、高原、那須火山群からなる山岳地帯が形成され、湖沼、渓谷、瀑布や高層湿原等が原生林と調和した自然景観をなしている。また、地形、地質、気象など立地条件の特異性によって、南方系、北方系植物が混在して分布し、氷河期からの動植物が数多く生息し、特異種や貴重なもの、珍しい生態を示すもの等変化に富んだ自然の様相を呈している。
本県の森林は、県土の約55%を占め、木材等の林産物の生産機能はもとより、水源のかん養、県土の保全、地球温暖化の防止、さらには観光資源として優れた自然景観等の提供など、県民生活と深い関わりを持ち、多様な公益的役割を果たしている。
本県の自然公園の面積は、約13万haであり県土の面積の約21%を占めている。県北西部の山岳地帯を中心とした地域は、我が国の代表的な自然公園である日光国立公園によって占められ、また、県内各地には、地域の特性を持つ8つの県立自然公園があって、それぞれ変化に富んだ自然景観を有している。(図3−1−1) 図3−1−1 自然公園の現況 |
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