第3部 計画の進行管理

第1章 栃木県環境基本計画の進捗状況
 1 目標として設定した58の指標の状況


 ○H22の目標値を達成したもの(◎)
 ○年度目標値*1を達成したもの(○)
 ○年度目標値は未達成だが、前年度よりは改善したもの(△)
 ○年度目標値は未達成であり、前年度より改善していないもの(▲)


6(10.3%)
31(53.5%)
13(22.4%)
8(13.8%)


U 人と自然が共生する潤いのある地域づくり

【概括】

 この目標では、7の施策項目に21の指標項目を設定している。施策項目の(1)環境を支える森林づくり、(2)多様な自然環境の保全、(4)自然とのふれあい活動の推進、(5)みどりづくり活動の推進及び(6)水辺環境の保全と創造については、全ての指標項目が前年度の数値を上回っており、概ね良好な状況にある。しかし、(3)生物多様性の保全では「シカの生息密度」が、(7)良好な景観の保全と創造では「景観計画策定市町村の割合」が、それぞれ前年度の状況から改善されるには至らなかった。

施策項目 設定時の値
(年度)
現況値
(年度)
年度目標値

備考
指標項目 H22の目標値
(1)環境を支える森林づくり
人工林の間伐実施面積
(ha/年)※
3,311 4,881 4,500  
6,000
森林ボランティアの活動人数(人)※ 450 663 600  
1,000
保安林の指定面積(千ha)※ 68 69 69  
76
(2)多様な自然環境の保全
自然保護活動ボランティア数(人)※ 9,600 10,568 11,000 傷病鳥獣の収容数の減により里親ボランティアの活動日数が減少したこと等による。
15,000
地域住民等による豊かな自然環境創造取組地区数(地区)※ 30 31
 
31  
36
県民一人当たり都市公園面積(u) 12.4
 
12.9
 
12.7  
13.3
自然公園等地域指定面積 (ha) 137,802
 
137,802
 
137,802  
137,900
(3)生物多様性の保全
鳥獣保護区面積(ha) 82,933 82,960 85,000 計画していた地域の指定について地元の理解が得られなかった。
85,000
 
シカの生息密度(頭/km2)※ 6.5 14.3 5.9 シカ個体数の増加に対する捕獲数の割合が低いことによる。
5.0
(4)自然とのふれあい活動の推進
県営都市公園の利用者数(万人)※ 384 392 395 井頭公園の利用者が減少したが、日光だいや川公園及びとちぎわんぱく公園等の利用者が増え、全体として前年度の利用者数を上回った。
420
県営都市公園におけるイベント数(件) 30 32 32  
40
自然観察会等に参加した人数(人)※ 7,318 10,058 8,600  
11,000
自然ふれあい活動指導者登録者数(人) 259 279 276  
300
(5)みどりづくり活動の推進
緑づくり活動の参加人数(人)
 
6,829
 
7,219
 
7,200  
9,000
緑の相談所の利用者数(万人) 19.2 23.5 22.0  
30.0
道路緑化延長(q) 519.6
(H17)
520.6 520.6  
526.8
「緑の基本計画」策定市町村の割合(%) 34.1 48.5 48.5  
54.5
(6)水辺環境の保全と創造
多自然型川づくりの整備延長(q) 164.3 183.9 186.0 橋梁等の構造物の改築が多く、改修工事の進捗に一部遅れが生じたため。
225.5
河川愛護活動の参加人数(人)※ 103,703 110,315 106,000  
110,000
(7)良好な景観の保全と創造
市街地内幹線道路の無電柱化率(%)※ 10.2 11.5 12.6 関係機関との様々な調整に時間を要した。
14.2
景観計画策定市町村の割合
(%)※
0 0 6.0 市町の計画策定への取組が様々な調整に時間を要すること等から遅れている。
27.3