更新日:2023年5月1日

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ストーカーとは?

つきまとい行為、GPSを使用した位置情報無承諾取得、ストーカー行為とは、どのような行為を指すのでしょうか。

「つきまとい等」とは…

「ストーカー規制法」では、恋愛・好意の感情やそれが満たされなかったことによる怨恨の感情から、特定の者に対して行う、次のような行為を「つきまとい等」又は「位置情報無承諾取得等」と規定し、規制しております。「つきまとい等」とは以下のような行為です。

  • つきまとい、持ち伏せし、進路に立ちふさがる、住居等付近において見張りをする、住居等に押しかける、住居等の付近をみだりにうろつく。
  • 行動の監視をしていると思わせるような事項を告げる。
  • 面会、交際その他の義務のないことを要求する。
  • 粗野又は乱暴な言動をする。
  • 無言電話をかける、拒まれているのに連続して電話等をかける、文書を送付する。
  • 汚物、動物の死体その他不快な物を送付する。
  • 名誉を害する事項を告げる。
  • 性的羞恥心を害することを告げたり、これらの文書などを送付する。

「位置情報無承諾取得」とは…

ストーカー規制法の一部が改正され(令和3年8月26日施行)、GPSを使用を使用した以下の行為が、規制対象行為として追加されました。その行為は、

  • GPSを使用し、無断で位置情報を取得する。
  • GPSを使用を無断で取り付ける、差し入れる。

「ストーカー行為」とは…

この法律は、特定の者に対して「つきまとい等」又は「位置情報無承諾取得等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定して、罰則を設けています。規制の内容は、

  • つきまとい等に対して、警告又は禁止命令を行うことができます。
  • あなたが「ストーカー行為」の被害に遭った場合は、警告を申し出る以外に、相手を検挙して、処罰を求めることができます。
  • 「ストーカー行為」の罰則は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
    禁止命令に違反して、再度「ストーカー行為」をしたときは、2年以下の懲役または200万円以下の罰金です。
  • その他、あなたからの申し出により、警察では被害を防止するための措置を教示するなどの援助をすることになります。

警察の対応,最寄りの警察署で

  • 相手への対応方法、防犯機器、緊急時の警察への連絡方法などのアドバイス
  • 相手方から事情を聴取
  • 必要な場合は指導・警告を実施するなど積極的に対応しています。

被害に遭っている方ヘ

ストーカー被害に遭っているのはあなただけではありません。多くの人が、警察に相談することで問題を解決しています。

ストーカー対策の基本

  • 早期に手を打つ

ストーカーの目的は、あなたのプライベートのすべてを知ることです。自分の個人情報がすべて盗まれる前に、その解決策をまず考えましょう。

  • 個人情報の管理はしっかりと

公共料金の明細書など、氏名、電話番号、住所がわかるものは細かく破いてから捨てましょう。また、SNSの利用にも十分に注意しましょう。

  • 断固拒否の姿勢を示す

ストーカーは、狙った相手との感情的なつながりを特に求めています。決して、優しさを見せてはいけません。犯罪をエスカレートさせるだけてす。

  • 一人で悩まない

ストーカー犯罪は、自分だけで解決できる問題ではありません。警察をはじめ、信頼できる人に相談しましょう。

  • 被害にあったら記録を残す

犯罪を立証するには証拠が必要です。ささいなことでも、内容や月日、時刻をメモしておきましょう。

被害がより深刻になる前に最寄りの警察署・警察本部にご相談下さい。

お問い合わせ

生活安全部人身安全少年課

〒320-8510 宇都宮市塙田1-1-20 警察本部庁舎

電話番号:028-621-0110(代表)