警察署長メッセージ

下野警察署長

　松本　泰之

　下野警察署長の松本です。
　下野市、上三川町にお住いの皆様には、日ごろから下野警察署の交通安全活動をはじめ、各種活動に御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございます。
　あっという間に今年も半年が過ぎましたが、下野警察署管内では、６月末現在の刑法犯認知件数が、昨年の同じ時期と比べて40件多い304件となっています。
　特に、自宅の駐車場などに駐車している車の中から財布などを盗む手口である車上ねらいが、昨年の同じ時期よりも18件多い50件発生しています。また、空き家対象の住宅侵入窃盗と、太陽光発電所などを対象とした金属窃盗事件が増加傾向にある状況です。
　そのほか、インターネット上の偽広告を通じて投資名目にお金をだまし取られるＳＮＳ型投資詐欺や、ＳＮＳを通じて知り合った異性とやりとりをする中で様々な名目でお金をだまし取られるＳＮＳ型ロマンス詐欺については、当署管内でも５件の被害が確認されており、全国的にも被害が急増しています。
　次に交通事故の状況です。６月末現在、交通事故によりお亡くなりになられた方はお一人で、重傷以上の人身事故は、昨年の同じ時期よりも２件多い12件発生しており、重傷者数も４人多い12人となっています。
　また、いまだに飲酒や無免許運転を伴う交通事故が断続的に発生しており、これからの時期は外で飲酒する機会も多くなることが予想されることから予断を許さない状況です。
　下野警察署では、住民の皆様が安全で安心して暮らせるよう、今後も捜査と防犯広報などを強力に推進し、各種犯罪の検挙と抑止に努めるとともに、幹線道路や通学路における速度違反や夜間における飲酒運転の取締りを強化するなど、悲惨な交通事故を１件でも減らせるよう努めてまいります。
　皆様におかれましては、車の中に貴重品は置かない、管理する空き家や太陽光発電所に侵入警報装置を設置する、などの防犯対策を徹底していただくようお願いいたします。また、歩行者や自転車も交通ルールを守り、車を運転する方は安全運転に努めていただくとともに、飲んだら乗らないを徹底するなど、今後とも警察の各種活動への御理解と御協力をお願いいたします。
　まだまだ厳しい暑さが続きます。適切にエアコンを使用したり、のどが渇く前に水分を摂取するなど、熱中症に十分ご注意ください。

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