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県内企業の声

カルビー株式会社 新宇都宮工場

企業名 カルビー株式会社 新宇都宮工場
住所 〒321-3231
栃木県宇都宮市清原工業団地18-7
TEL 028-670-5211
ホームページ http://www.calbee.co.jp/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

「掘りだそう、自然の力。」をコーポレートメッセージとし、自然の恵みが食にもたらす可能性を考え、追求し、カタチにし続けているカルビー株式会社様。
今回は東日本事業本部 新宇都宮工場様をお訪ねし、生産支援課 課長 杉山克己様にお話を伺いました。

主な事業内容について

【新宇都宮工場で作られているスナック菓子】

 ここ新宇都宮工場では、スナック菓子を生産しています。「Jagabee」やポテトチップス類などのジャガイモを原料としたスナック、「サッポロポテト」などの小麦を原料としたスナックを作っています。
 当社の工場は全国に10ケ所ございますが、その中で当工場は、主に青森から首都圏にかけての東日本エリアに向けて、製品を出荷しています。

 新宇都宮工場は当社の主力製造拠点の一つで、カルビーグループ全体の生産量の、実に約20%が当工場で生産した製品なんです。
 また栃木県には関連会社のオイシア株式会社もありますので、カルビーグループ全体の生産量のおよそ30%が栃木県産のものになります。
 パッケージの裏面に表示されています製造所固有記号が「NU」の製品は当工場で生産したものです。ぜひ店頭でご覧になってみてください。

企業にとっての栃木県の立地環境について

 宇都宮には昭和43年(1968年)に工場を設立しました。当社の首都圏最初の工場です。
 やはり大消費地である首都圏に近いというのが大きなメリットですね。設立当時ですと、東京まで製品を効率的に配送できるという距離が重要だったそうです。また当時は地価が安かったと聞き及んでいますので、大都市圏からの距離と地価とのバランスが取れていたという点が大きかったのだと思います。

 ポテトチップスを製造するにあたって、じゃがいもを洗う用途などで大量の水を使用します。その点では鬼怒川からひかれている水が安価で、豊富に供給されている点はメリットです。
 更に宇都宮の工業団地内には、昭和40年代には既に排水の終末処理場が完備されていたというのも大きかったかと思います。そのような設備が完備されていないと、排水処理などにも多くの投資が必要になってしまいますからね。そのような環境面での整備も、工場設立の場所の選定に関して評価が高かったそうです。

 また、当工場の従業員はほとんど地元の人なのですが、栃木県は人材が豊富で雇用の確保が比較的容易だという印象がありますね。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

【ポテトチップス焼き餃子味・サッポロポテト・ヒ〜ハー!!】

 栃木産の製品という点から見ますと、「サッポロポテト」の生地は当工場でしか作っていません。揚げる工程は全国の工場で行っているのですが、生地については全て当工場から各工場へ供給しています。
 また栃木県限定で「ポテトチップス焼き餃子味」を通年販売しています。もちろん全て当工場で作っています。

 最近ですと、「ヒ〜ハー!!」ですね。「ヒ〜ハー!!」は東日本事業本部のプロジェクトから生まれた東日本限定発売の製品です。プロジェクトには当工場の従業員も参加しておりました。非常に売れ行きが良く全国展開も視野に入れています。まさに地域発信からヒットした製品と言えますね。

地域貢献活動について

【スナックスクールの様子】

 会社全体では、社会貢献委員会を組織しておりまして、各事業本部に委員会のメンバーが配置され社会貢献活動をしております。委員会の発足が平成21年(2009年)と最近なので、試行錯誤しながら活動しているところです。
当社の製品はお菓子・おやつが大半ですので、子どもたちにおいしくお菓子を食べてもらうために、元気にからだを動かすスポーツなどの活動に積極的に協力していきたいと考えています。

 当工場での活動としましては、ペットボトルのキャップを回収して、リサイクル業者を通じて世界の子供たちにポリオワクチンを寄贈する、いわゆるエコキャップ活動、社会福祉施設で作られたパンの工場内での販売、また病児保育施設へのお菓子の寄付を毎月行っています。
 また食育という視点から、スナック菓子に関する正しい知識と理解を深めていただくために、小学校で出張授業を行う食育プログラム「カルビー・スナックスクール」に取り組んでおります。東日本エリアで年間約160校、栃木県内では約60校で実施いたしております。

県民に対して一言

 カルビーの一番大きな生産拠点が栃木にあるということをもっと県民の皆さんに知っていただければと思います。
 カルビーグループ全体の生産の約30%を担う生産部門があるにも関わらず、まだまだそのことをアピールできていないのが現状です。カルビーは栃木の地元の企業だと感じてほしいし、アピールしていきたいと考えていますので、応援していただければと思います。

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