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県内企業の声

ソニーエナジー・デバイス 株式会社 栃木事業所

企業名 ソニーエナジー・デバイス 株式会社 栃木事業所
住所 〒323-0192
栃木県下野市下坪山1724
TEL 0285-47-2111(代表)
ホームページ http://www.sonyenergy-devices.co.jp/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

地球にやさしくお客様に安心かつ満足していただけるエナジーとデバイスを、全社員の知恵と努力で創造提供し社会と共に成長する、ソニーエナジー・デバイス株式会社 栃木事業所様をお訪ねし、栃木事業所代表の遠藤吉郎様にお話を伺いました。

主な事業内容について

【リチウムイオン電池が創るモバイルワールド】

 ソニーエナジー・デバイス株式会社(以下、ソニーエナジー・デバイス)栃木事業所は、昭和52年(1977年)にトチギ・ビデオテック株式会社として設立、平成2年(1990年)にソニー栃木株式会社に社名変更し、平成16年(2004年)にソニー福島株式会社と統合、ソニーエナジー・デバイス株式会社(以下ソニーエナジー・デバイス)として現在に至っています(2011年5月現在)。
 ソニーエナジー・デバイスで行っている事業のうち、栃木事業所では、以下の事業を行なっております。

 ・リチウムイオン二次電池の製造
  主にノートパソコン、パワーツール(電動工具のドライバー他)、美容器具(電動歯ブラシ)などの 駆動用電源として使用される電池
 ・ストレージメディア
  ミニディスク、の製造。

企業にとっての栃木県の立地環境について

【航空写真】

 一つは交通網の発達です。古くから日光街道・奥州街道として発展した国道4号線によって、首都圏から東北まで東日本全域と繋がっており、福島県に位置するソニーエナジー・デバイス郡山・本宮の2事業所とも、材料供給、設備調達など様々な面での連携が図れるほか、幹線輸送の利便性が高いことから生産品を出荷する際にも陸上、海上、航空各輸送拠点へのアクセスが容易で、「Made in とちぎ」の製品を世界各地に輸送するのに非常に便利です。更に手近なところに目を向ければ、新幹線や在来線網の発達により、通勤・出張にも便利ということが挙げられます。

 また、栃木県は統計的に自然災害が少ないことも利点の一つです。内陸にあって縦横に幹線道路が走っている - 精細な製造活動に適した魅力のある土地だと考えています。

 加えて、北関東地域の中でも栃木県は比較的人口が集中しており、また個人的な見解ですが当社で働く従業員を見ていて栃木県の県民性は非常にまじめで、改善意欲・モチベーションが高いと感じます。美しく整備された環境で、真面目な従業員たちがよりよい製造活動を目指して日々活発な議論や生産性改善への工夫に手を動かしてみる、そうして出来上がった製品が世界中に広がり、使われ、また一歩先の要望を生み出す、そんな仕事に、私たちは誇りと喜びを持って日々従事しています。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

 栃木事業所では、リチウムイオン二次電池の中でも液系筒型と呼ばれる円筒形のものを生産しています。これは数あるリチウムイオン二次電池のアプリケーションのうち、汎用的なノートパソコンや電動工具には欠かせないものであり、ソニーグループの中でも、この形状のリチウムイオン二次電池を生産しているのは2011年5月現在、ここ栃木事業所だけです。ここで製造した栃木産のリチウムイオン二次電池が、世界中のご家庭・オフィス・建築現場などの場所で、便利で快適な生活やビジネスに欠かせない様々なアプリケーションを動かしています。

 さらに、2011年4月に新聞発表しました蓄電モジュールも「Made in とちぎ」です。オリビン型リン酸鉄という、非常に分子安定性の高い材料を用いてリチウムイオン二次電池セルを製造、そのセルを複数本搭載している蓄電モジュールは、長寿命・長く繰り返し使える・電極材料にレアメタルの使用をしていないなど、今までの同様の製品と比較して環境への負荷をかなり軽減できる製品であり、2011年4月より出荷を開始いたしました。蓄電、という言葉は、昨今の電力供給への国内の関心の高まりと共に非常に注目を集めるものになっています。電力消費ピークの緩和、昼間太陽光で集めて返還された電気エネルギーを蓄え、夜間に使用する・・・

 リチウムイオン二次電池の新たな使用可能性を開いた画期的な製品が「Made in とちぎ」であることは皆さんご存知でしたでしょうか?
 弊社ではこれからもこういった進化を遂げながら、栃木発全世界向けの製品を生み出していけるよう、頑張ってまいります。

地域貢献活動について

【電池教室】 【植樹風景】

 栃木事業所で行っている数ある活動のうち、地域貢献活動については、教育と環境をピックアップしてご紹介します。

 教育については地元の小学校に工場の見学会を開催しています。地元の小学校3年生向けの社会科副読本に当社が載っているということもあり、社会科見学として実物を見てもらっています。その際には当社の、環境に配慮し廃棄物を極力出さないリサイクル活動についても紹介しています。
 また、夏休みを利用した「電池教室」を開催しています。子供たちにマンガン電池を作ってもらったり、家庭にあるもので電池を作ってもらったりしています。電位の異なる2つの物質の間を電子が流れると電池となる、この科学的な構造を、わかりやすく身近なもので体験してもらおうと、銅の三角コーナーに水を張ると電池の代わりになったり、グレープフルーツを利用したり、炭にアルミホイルを巻いたりなど電気が流れる仕組みを学んでもらっています。自作の電池を利用したレースでは皆さん夢中になれることもあって、大変ご好評をいただいています。このような体験で科学への興味が芽生え、それがきっかけとなって将来当社で働いて頂けたら嬉しいですね。

 環境面では、毎年春と秋の2回、当社の敷地の外側にあるグリーンベルトを下野市からお借りし、鹿沼市の障がい者施設「希望の家」で育成された苗を購入して、社員とその家族や希望の家の方などで花を植えています。この活動はソニーエナジー・デバイスの他の事業所にも広がっていて、福島県の事業所でも同じ活動が行われています。

県民に対して一言

 いかがでしたでしょうか? 私どもソニーエナジー・デバイス株式会社 栃木事業所のほんの一端をご紹介できたに過ぎませんが、弊社の活動、弊社の製品は世界中のモバイル機器などに搭載されて使用されていること、そこに搭載されるまでには弊社で働く人々の汗と工夫の連続で今尚進化する技術の積み重ねがあること、そして栃木県から世界へと続く流通網に乗って今日もまた世界のどこかに笑顔をもたらしていること、私たちの誇り、私たちの自信、それを支えていただく県民の、従業員の方々への感謝の気持ち、それら全てを、つたない表現ではありますが少しでもお伝えできれば幸いです。これからも更なる発展を目指すことで地域・コミュニティーへの恩返しができればと考えています。どうぞこれからもソニーエナジー・デバイス株式会社を、そして栃木事業所をよろしくお願いいたします。

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