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県内企業の声

大日本塗料株式会社 那須工場

企業名 大日本塗料株式会社 那須工場
住所 〒324-8516
栃木県大田原市下石上1382番地12番
TEL 0287-29-1611
ホームページ http://www.dnt.co.jp/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

「自然に、人によりやさしい塗料を。」を掲げ幅広い分野で事業展開される、大日本塗料株式会社様。
今回は大田原市にある那須工場様をお訪ねし、生産本部 那須工場 工場長 山口貴司様、管理本部人事部 勤労第一課 課長 森田正美様、管理本部人事部 勤労第一課 主任 上西平様にお話を伺いました。

主な事業内容について

【 塗装事例 】

 当社はご家庭での塗り替えなどに使用される一般的な塗料から、大規模な構造物や建築物、自動車部品や家電製品に使用される塗料など、多種多様な用途にあわせた塗料を扱っております。
 昨今、力を入れております製品が高耐候性の塗料です。使用用途や条件により若干の差はありますが、15〜20年の塗膜保障をしております。

 その中で当工場では、重防食塗料を主に、重車産機塗料(重機や車両全般など)・金焼美装塗料(家電製品など)などを扱っております。
 重防食塗料とは外装として色を塗るということに加えて、錆びや腐食を防ぐという役割をもつ塗料です。こちらの塗料は一般の方が利用する塗料から高速道路、大規模な橋梁にも採用され、幅広く利用されております。

 当社は設立当初から重防食分野の塗料に特化していたこともあり、錆びや腐食に関する技術やノウハウは強みでもあります。
 また、環境配慮型塗料の開発や独自の塗装技術開発など、新しい技術にも挑戦し続けながら生産活動に努めております。

企業にとっての栃木県の立地環境について

 当工場は昭和63年(1988年)、神奈川県から進出して参りました。

 大きな理由としては、当時の神奈川県にあった工場付近が住宅地になって参りまして、周辺の環境を含め操業が難しくなってきた点です。
 移転の選定地としては他県も上がっていたのですが、候補地の中でも特に高速道路や主要道路の利用しやすさなど物流の面が大きなポイントとなりました。自然環境が豊かである点も、住環境の面や生産活動をする上でメリットがあると思います。

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて

 当社が開発した環境に優しく省工程で超耐久性を実現したVフロンHB(圧膜型ふっ素樹脂上塗塗料)という塗料があり、煙突や鉄塔、タワー、高架橋などに採用されております。
 従来の塗料ですと下塗り工程から上塗り工程まで複数回に渡っての工程がありますが、VフロンHBでは塗りの工程を削減でき、かつ環境にも配慮した製品で塗料の揮発による有機化合物が排出されないという特徴を持っております。

 また、当工場で扱っている「ジェットインク」という製品があります。用途としてはデパートなどの大きな垂れ幕など様々ですが、従来のインクだと紫外線や風化での劣化が激しく色が褪せてしまったりしますが、当社が長年培ってきた高耐候性の技術を用いて劣化についても大幅に軽減できる特徴を持っております。

 本来、塗料とインクは異なるものですが、インク事業も展開している点は当社の大きな特徴でもあります。

地域貢献活動について

【 Green & Clean 】

 工業団地内の連絡協議会に参加し、企業間での異業種交流としての意見交換や周辺地域の清掃活動を行っております。
 また当社の従業員が個人的に居住地域の消防団に加入していますが、過去には水害時に活動した従業員に対しては特別休暇扱いにするなど、地域に根付いた活動へのサポート体制を取っております。

 その他、毎年近隣の高校生を対象にインターンシップの受け入れや、西那須野駅の跨線橋や周辺地域の公園などの落書きを塗り直すために塗料を提供したりなど、地域への貢献活動にも積極的に取り組んでおります。

 環境に対しても「Green & Clean」をコンセプトとし、環境負荷の低い製品開発に取り組むと同時に、10数年前から継続しております緑地整備の一貫として植樹活動を行っております。こういった活動を通じて内外の環境に対する意識を高く持ち、今後も生産活動に努めて参りたいと考えております。

県民に対して一言

【那須工場 工場長 山口貴司 様】

 当社では家庭用塗料も取り扱っております。家庭で利用できる塗料への関心を持っていただいて、気軽に住宅の塗り替えをしていただければと思っております。
 当社としても、広く一般の方々がさらに扱いやすい製品、親しみやすい塗料の開発に努めて参りたいと考えております。「色は無限大」です。

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