重要なお知らせ
更新日:2025年2月4日
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令和6(2024)年度も、様々な主催・共催事業等を実施しました。主な研修や会議等の様子をお知らせいたします。
今年度は千葉県がホスト県となり、群馬県、茨城県、千葉県、栃木県の人権教育行政担当者がオンライン会議を実施しました。各県の人権教育推進に関する情報交換、外部講師による研修等が主な内容となります。
宇都宮大学共同教育学部の艮香織准教授に御講演を、倉敷市教育委員会事務局人権教育推進室の松尾真治室長にオンラインで事例発表をいただき、性の多様性を考える研修会を実施しました。
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県の人権教育行政担当者が一堂に会しました。今年度は栃木県がホスト県となり、県庁昭和館を会場に研修及び3部会に分かれての協議等を実施しました。講師として、文部科学省初等中等教育局児童生徒課より櫻井三琴氏、宇都宮大学共同教育学部の艮香織准教授をお招きし御講話をいただきました。
栃木県総合教育センターを会場に、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校、市町教育委員会の人権教育担当者約200名が参加しました。研修前半は、宇都宮大学共同教育学部の溜池善裕教授による講話、後半は人権教育の「間接的指導」について考える班別協議を実施しました。
「性暴力について考える研修会」は、人権男女共同参画課との共催、「デートDVを考える研修会」はとちぎ男女共同参画センター(パルティ)との共催事業として開催したオンライン研修会です。
「性暴力について考える研修会」の講師は、上智大学総合人間科学部心理学科の齋藤梓准教授、「デートDVを考える研修会」の講師は、立命館大学・大学院非常勤講師、DV加害者プログラムNOVO運営者の伊田広行氏でした。
幼稚園、保育所、認定こども園、小中学校及び義務教育学校、高等学校、特別支援学校の管理職や教職員等を対象に、講話とインタビューフォーラムによる研修会をオンラインで実施しました。映画『みんなの学校』のモデルとなった大阪市立大空小学校の初代校長である木村泰子先生より、「子どもの事実から『人権』を視点に学校づくりを問い直す」と題して講話をいただきました。インタビューフォーラムには、県こども政策課、県北児童相談所、県立学校それぞれから担当者の方に御登壇いただきました。
講師に国立女性教育会館の理事長である萩原なつ子氏をお招きし、各市町や県の人権教育行政担当者等を対象に参加体験型の手法を中心に学ぶ研修を実施しました。「ジェンダー平等と多様性の視点から考える教育」をテーマとした参加体験型学習をたっぷりと体験することができました。
人権に関する作品コンクールは、本県の人権教育を推進するための重要な事業です。作文の部は、小学6年生、高校生及び保護者を対象に、イラストの部は、中学生及び高校生を対象に作品を募集しています。今年度の応募総数は、作文が1,538点、イラストが399点でした。
表彰式では、それぞれの部の最優秀賞受賞者及び保護者等を県公館にお招きし、阿久澤真理教育長が賞状と記念品の授与を行いました。受賞された皆様、おめでとうございます。また、御応募いただいた皆様にも改めて感謝申し上げます。
さくら市教育委員会事務局生涯学習課が中心となり、学校・家庭・地域社会が一体となった人権教育・啓発の総合的な推進に関する研究が2年間にわたって進められました。
研究テーマを「自他共に認め合い、自己肯定感を高める人権教育の推進~学校・家庭・地域の連携を通して~」とし、生涯学習課の強みを生かしたリソースの活用等をとおして大きな成果を上げられました。
具体的な成果としては、大きく以下の3つが挙げられます。
(1)自己肯定感の高まりに結びつく教育実践の展開
(2)魅力ある新しい企画と既存の取組を人権教育の視点で重ねる重層的な推進
(3)人権教育を「横串」にした新しい連携の創出
今後は、これらの成果を普及・啓発していきたいと思います。
今年度から、那須町立高久小学校において、那須町教育委員会と連携・協力を図りながら、人権教育の推進に関する実践的な研究が進められました。研究テーマは「自分も相手も大切にする児童の育成~互いに認め合い、高め合える人間関係づくり・授業づくりを通して~」です。
研究初年度ですが、教職員研修に外部講師を招聘したり、児童と保護者が一緒に学ぶ研修会を実施したり、人権教育推進のための研究授業を複数回実施したりと、積極的に研究に取り組まれました。
今年度の成果として、「教職員の人権意識の高揚」やそれに伴う「児童の自尊感情の高まり」、そして「授業で実践する人権教育の推進(直接的指導・間接的指導)」を挙げることができます。
県単事業である「人権教育研究学校指定事業」は、高等学校と中学校を対象に実施する事業です。小山高等学校では2年間にわたる研究を推進されました。
「自律心と他者に配慮する心を育成する人権教育」という研究テーマのもと、多岐にわたる実践をとおして研究を進められました。特に2年連続の公開研究授業を実施し、人権教育を横串にした教科横断的な取組を推進されたことは、大きな成果と言えます。
研究テーマを「多様性を受け入れ、よりよい社会参加を目指す人権教育」とし、本年度より2年間の指定校事業に取り組まれています。
研究初年度の今年度は、県教育委員会事務局指導主事による教職員対象の講話・演習や校内授業公開、生徒対象の人権講話、人権教育推進のための環境整備等を進められました。
次年度は、今年度の取組をベースに研究を進めていくことになります。
今年度、人権教育室職員が実施した支援訪問一覧です。たくさんの学校や部会等から要請をいただき、訪問させていただきました。ありがとうございました。
実施日 |
学校・部会等名 |
テーマ・内容等 |
研修方法等 |
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1 | 5月15日 | 県立矢板東高等学校附属中学校 | 人権教育についての理解 | 講話・演習 |
2 | 5月22日 | 県立宇都宮東高等学校 | 人権意識を育む事例・手法 | 講話・演習 |
3 | 6月21日 | 県立足利特別支援学校 | 人権意識を高めるために | 講話・演習 |
4 | 6月27日 | 一般社団法人 日本医療福祉サービス | 人権意識を高める ※県政出前講座 | 講話・演習 |
5 | 7月10日 | 県立矢板東高等学校附属中学校 | 生命(いのち)の安全教育 | 講話・演習 |
6 | 7月20日 | 栃木県子ども会連合会 | 子どもと人権 | 講話・演習 |
7 | 7月26日 | 県立わかくさ特別支援学校 | 教職員の人権感覚 | 講話・演習 |
8 | 7月26日 | 県立特別支援学校 宇都宮青葉高等学園 | こども基本法・ヤングケアラー | 講話・演習 |
9 | 7月29日 | 県立南那須特別支援学校 | 人権感覚を磨く・子どもへの授業アイデア | 講話・演習 |
10 | 7月30日 | 栃小教研上都賀支部人権教育部会 | 学校教育における人権教育指導 | 講話・演習 |
11 | 8月20日 | 那須町立高久小学校 | 学校全体で人権教育を推進するために |
講話・演習 |
12 | 8月21日 | 県立富屋特別支援学校鹿沼分校 | インターネットと人権・教職員の言動 | 講話・演習 |
13 | 8月26日 | 宇都宮文星女子高等学校 | 教職員の人権意識の高揚 | 講話・演習 |
14 | 8月28日 | 県立富屋特別支援学校 | 教職員の人権意識・LGBTQやヤングケアラー等の人権問題 | 講話・演習 |
15 | 8月28日 | 県立岡本特別支援学校 | 身近な人権・性の多様性 | 講話・演習 |
16 | 9月 5日 | 県立今市特別支援学校 | 災害に伴う人権問題 | 講話・演習 |
17 | 10月17日 | 白鷗大学足利高等学校 | 教職員の人権意識を高めるために | 講話・演習 |
18 | 11月14日 | 県立特別支援学校 宇都宮青葉高等学園 | 「人権の窓」を活用した授業実践 | 研究授業 |
19 | 11月28日 | 河内地区人権教育研修会事前研修会 | 直接的指導を充実させるためのよりよい支援に向けて | 講話・演習 |
20 | 12月 9日 | 県立のざわ特別支援学校 | 教職員の人権意識を高めるために | 講話・演習 |
実施日 |
学校名 |
テーマ・内容等 |
研修形式 |
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1 | 5月29日 | 県立益子芳星高等学校 | 地域連携と人権 | 講話・演習 |
2 | 10月29日 | 県立足利清風高等学校 | インターネットと人権 | 講話 |
3 | 11月 5日 | 県立宇都宮中央高等学校 | 男女共同参画・多様性 | 講話 |
4 | 11月18日 | 県立矢板高等学校 | ヤングケアラー | 講話 |
5 | 11月26日 | 県立小山南高等学校 | 子どもの人権・多文化共生 | 講話 |
6 | 12月23日 | 県立小山城南高等学校 | 男女共同参画 | 講話 |
お問い合わせ
教育政策課 人権教育室
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎南別館4階
電話番号:028-623-3363