栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
知事あいさつとちぎ元気プラン策定経過

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第1章 "とちぎ"を見る

第1節 時代の潮流

7 地域経済の発展と雇用の確保

 情報や交通のネットワーク化、経済のグローバル化などの進展は、消費者の選択の幅を広げ、新たな起業者の市場参入を促進するなど、経済活動の自由を拡大する一方で、地域間競争の激化や格差の拡大など、地域社会や経済に様々な影響を与えています。
 一方、終身雇用や年功序列に代表される我が国の雇用慣行は、能力主義や成果主義の導入が進む中で、大きく変化しています。また、大きな社会問題となりつつある、いわゆるフリーターニートと呼ばれる若年者が増加するなど、雇用をとりまく環境や就業に対する意識も変化しており、将来の社会・産業構造に深刻な影響を及ぼす可能性もあります。
 今後、人口減少時代を迎える中で、こうした新たな課題についても、有効な対策を早急に検討していく必要が生じてきています。
 本県が、時代の変化に柔軟に対応し、活力ある地域として、将来に渡り力強く発展していくためには、知的財産を活用した付加価値の高い新事業・新産業の創出を図るとともに、地域に密着したコミュニティビジネスなどの内需型産業の育成や強化などを行う必要があります。
 また、雇用面においては、女性や高齢者の一層の活躍の場を創出し、フリーター等の若年労働力問題への対策を進めるとともに、関係機関が連携して創造力とチャレンジ精神に満ちた豊かな人材の育成に積極的に取り組むなど、産業人材の確保を行い、豊かな知恵と優れた技術により発展する経済社会を構築していかなければなりません。

世界の特許登録件数の推移
「世界の特許登録件数の推移」のグラフ
資料:特許庁「特許行政年次報告書」(2005年版)

フリーター・若年無業者数の推移(全国)
「フリーター・若年無業者数の推移(全国)」のグラフ
(備考)フリーター数の1982年から1997年までの数値と2002年から2004年までの数値とでは、フリーターの定義等が異なることから、断層が生じていることに留意する必要がある。
資料:厚生労働省「労働経済白書」(平成17年版)


【フリーター】定職に就かず、アルバイト等で生計を立てている人
【ニート】無職の若者で、職業にも学業にも職業訓練にも就いていない(就こうとしない)人
【若年無業者】ニートに近い概念。年齢15〜34歳の非労働力人口(仕事や求職活動をしていない人)のうち家事も通学もしていない人
【コミュニティビジネス】地域の資源を活用して事業を展開する地域密着型の小規模ビジネス

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