栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
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第2章 "とちぎ"を動かす

第3節 県土の姿・とちぎデザイン

2 “とちぎ”のデザイン

  県土づくりの基本方向である「国土交流拠点“とちぎ”」の実現を目指し、コリドールネットワークを基本として、地域の特色を活かした県土づくりと県外に広がる交流についてのデザインを描いていきます。

(1)コリドールネットワークの強化

 本県では、交通基盤等を軸に、人、物、情報、技術、産業、文化などが活発に交流し、これらを通して有機的な連携が図られる地域の連なりを“コリドール”と呼び、そのネットワークの形成を進めてきました。
 コリドールネットワークは、3つのコリドール(センターコリドール、オーシャンコリドール、スカイコリドール)と3つのサブコリドールから構成され、これらのコリドールが県内で縦横にネットワークを形成することにより、県内の各地域の交流・連携が図られ、さらに全国との結びつきの基盤となります。
 このコリドールネットワークを強化・活用することにより、県内各地域間の交流・連携が一層展開するとともに、全国や世界との交流・連携が進展し、「国土交流拠点“とちぎ”」としての本県の発展が可能になります。

コリドールネットワーク
コリドールネットワーク の概念図
【3つのコリドール】 〜全国や世界とのつながり〜
センターコリドール 東京圏から東北・北海道地域を結ぶ広域圏を形成する国土の主要な連なりであり、情報・文化・人材の交流が展開されます。
オーシャンコリドール 本県を太平洋と日本海に結びつける広域圏を形成する連なりであり、国際貿易港を通じて世界につながる産業や文化の交流が展開されます。
スカイコリドール 成田国際空港・つくば及び福島空港を介して産業、文化、観光、科学技術などの国境を越えた多彩な交流が展開されます。

【3つのサブコリドール】 〜県内の個性ある地域の連なり〜
自然ふれあい
サブコリドール
本県北部を中心に茨城県北部と群馬県北部を結ぶ連なりであり、豊かな自然、歴史、文化とのふれあいを通じた交流が展開されます。
歴史ふれあい
サブコリドール
本県西部を中心に東京圏から会津を結ぶ連なりであり、歴史、伝統、芸術などを活かした交流が展開されます。
清流ふれあい
サブコリドール
本県東部を中心に福島県、茨城県の県際地域を結ぶ連なりであり、那珂川沿川地域の自然、歴史、文化を活かした交流が展開されます。

(2)特色ある地域づくりと交流・連携

 「国土交流拠点“とちぎ”」として県土の発展と県民生活の質的向上を図るために、県内各地域が資源を活かした特色ある地域づくりを進め、それぞれの魅力と活力を高めるとともに、機能分担と相互補完による都市的サービスの発展を図り、持続可能で自立・安定した地域社会の形成を目指します。
 各地域では、県民やボランティア、NPO、企業、行政などが互いに連携・協力し協働の地域づくりを行うことにより真に豊かな地域が実現し、さらに、それぞれの地域同士の交流・連携を進めることにより、単独の地域だけでは得られない新たな魅力や活力を創出することが可能となります。
 このように特色を活かした地域づくりが重層的に行われ、コリドールネットワークによって県内が縦横に結ばれることで、多彩な“とちぎ”が花開きます。

(3)広域交流・連携

 新たな時代の潮流の中で、経済のグローバル化による国境を越えた地域間競争が激化しており、また、県域を越えた広域的な連携により対応していかなければならない課題なども生じています。
 このような流れの中、他県と境を接する県際地域では、隣接県及び関係市町村との連携・協力のもと、生活、産業、文化などの交流が積み重ねられており、今後さらにその連携を深めていきます。
 また、コリドールネットワークの強化により、近隣各県との交流・連携のネットワークが形成されてきています。このネットワークを利用し、空港・港湾などの活用や防災面、観光面における連携など、県域を越えた多様な交流・連携を進め、経済活動の一層の活性化や広域的な課題の解決を図り、さらには“とちぎ”の魅力や活力を世界に向けて発信し、「国土交流拠点“とちぎ”」としての発展に取り組んでいきます。

広域交流・連携の取組

【首都圏整備計画】
(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)
 首都圏整備法に基づき、首都圏の建設とその秩序ある発展を図るため策定される計画

【5県連携】
(福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県)
 5県の一層の発展を図るため、社会基盤の有機的な連携とともに、人・物・情報・産業・文化などの連携・交流を促進する。

【21世紀FIT構想】
(県際地域市町村、福島県、茨城県、栃木県)
 福島(F)・茨城(I)・栃木(T)3県の県際地域を中心として、各地域の特性を相互に生かし、連携・交流を深めることで、広域的な交流圏と自然環境に調和した21世紀にふさわしい新たな先導的拠点を形成しようとする構想。現在、二地域居住や広域観光交流の推進に取り組んでいる。

【両毛広域都市圏総合整備事業】
(両毛地域市町村、栃木県、群馬県)
 地域のより深い交流と、一体となったまちづくりを推進するために、各種PR事業やイベント事業のほか、公共施設の相互利用の推進など、さまざまな事業を展開している。

広域交流・連携のネットワーク
広域交流・連携のネットワークの概念図

「福島空港」の写真 「北関東自動車道」の写真 「常陸那珂港」の写真
福島空港 北関東自動車道 常陸那珂港

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