知事コラム「吹き竹」第55回

第55回県民だよりvol.246（2011年10月号）掲載

～敬老の日を迎えて～

   今年度中に100歳を迎える方は286名。100歳以上の方は,県全体で782名を数える。

   100歳の代表者への訪問をさせてもらっているが、「心身ともに健康で、本当に元気だなー」。

   これが、毎年感じる私の率直な思いである。

   「生きがいを持つ」「腹八分目」「新聞、テレビなどに関心を持つ」など、健康の秘訣はそれぞれ違うが、私たちがまねることは決して難しくはない事ばかりに思える。

   今年の長寿者の全国ランキングが発表された。本県は、低い方から7番目で10万人当たり29.05人、ちなみに長寿1位の島根県は75.70人と約2.5倍の差となっている。

   「どうせ、今さら、もう」を多用する生活から「やっと、これから、せっかく」の生活へ転換できれば、健康長寿の道が手招きしてくれそうな気がするし、先の東日本大震災で「俺の分まで生きろよー！」と言って津波にのまれてしまった方がいたという話を聞くと、まずは自分からできることに取り組み、その方の分まで長生きしなければと強く思う。

 

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知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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