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更新日:2010年11月30日

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県土の姿・とちぎデザイン

1 県土づくりの方向性 -国土交流拠点“とちぎ”-

 栃木県は、首都東京に近接し、東北縦貫自動車道や東北新幹線などが東京から本県を貫いて東北地方・北海道までを結び、多様で広域的な交流が行われています。また、首都圏の一翼を担う北関東の各都市を中心とした地域間連携が進められており、今後は、北関東自動車道の整備が進むことにより、この連携が一層強化されると考えられます。

 本県は、このような交流・連携の大きな軸の交差部分に位置しており、交差することによる相乗的な効果が見込まれる発展可能性を有しています。
また、整備が進む高速交通ネットワークなどを積極的に活用することで、交流・連携を発展させ、空港や港湾などを介し、“とちぎ”の人・物・情報の交流を全国、世界に広げることが可能となります。

 この恵まれた条件の中で、本県が持つ特色ある地域資源を活かした県土づくりを行うことにより、様々なスケールでの交流・連携の成果を、県土の発展と県民生活の質的向上に結び付けることが県土づくりの基本方向となります。

 そのために、地域間の交流・連携の基盤を強化・活用し、持続可能で自立・安定した地域づくりを進め、国内はもとより世界を視野に入れたあらゆる分野での「国土交流拠点“とちぎ”」を目指していきます。 


国土交流拠点とちぎ概念図

 

2 “とちぎ”のデザイン

 県土づくりの基本方向である「国土交流拠点“とちぎ”」の実現を目指し、コリドールネットワークを基本として、地域の特色を活かした県土づくりと県外に広がる交流についてのデザインを描いていきます。

(1) コリドールネットワークの強化

 本県では、交通基盤等を軸に、人、物、情報、技術、産業、文化などが活発に交流し、これらを通して有機的な連携が図られる地域の連なりを“コリドール”と呼び、そのネットワークの形成を進めてきました。

 コリドールネットワークは、3つのコリドール(センターコリドール、オーシャンコリドール、スカイコリドール)と3つのサブコリドールから構成され、これらのコリドールが県内で縦横にネットワークを形成することにより、県内の各地域の交流・連携が図られ、さらに全国との結びつきの基盤となります。

 このコリドールネットワークを強化・活用することにより、県内各地域間の交流・連携が一層展開するとともに、全国や世界との交流・連携が進展し、「国土交流拠点“とちぎ”」としての本県の発展が可能になります。

福島空港イメージ北関東自動車道イメージ常陸那珂港イメージ

(2)特色ある地域づくりと交流・連携 

 「国土交流拠点“とちぎ”」として県土の発展と県民生活の質的向上を図るために、県内各地域が資源を活かした特色ある地域づくりを進め、それぞれの魅力と活力を高めるとともに、機能分担と相互補完による都市的サービスの発展を図り、持続可能で自立・安定した地域社会の形成を目指します。

 各地域では、県民やボランティア、NPO、企業、行政などが互いに連携・協力し協働の地域づくりを行うことにより真に豊かな地域が実現し、さらに、それぞれの地域同士の交流・連携を進めることにより、単独の地域だけでは得られない新たな魅力や活力を創出することが可能となります。

 このように特色を活かした地域づくりが重層的に行われ、コリドールネットワークによって県内が縦横に結ばれることで、多彩な“とちぎ”が花開きます。 

(3)広域交流・連携

 新たな時代の潮流の中で、経済のグローバル化による国境を越えた地域間競争が激化しており、また、県域を越えた広域的な連携により対応していかなければならない課題なども生じています。

 このような流れの中、他県と境を接する県際地域では、隣接県及び関係市町村との連携・協力のもと、生活、産業、文化などの交流が積み重ねられており、今後さらにその連携を深めていきます。

 また、コリドールネットワークの強化により、近隣各県との交流・連携のネットワークが形成されてきています。このネットワークを利用し、空港・港湾などの活用や防災面、観光面における連携など、県域を越えた多様な交流・連携を進め、経済活動の一層の活性化や広域的な課題の解決を図り、さらには“とちぎ”の魅力や活力を世界に向けて発信し、「国土交流拠点“とちぎ”」としての発展に取り組んでいきます。

お問い合わせ

地域振興課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館8階

電話番号:028-623-2236

ファックス番号:028-623-3924

Email:chiiki@pref.tochigi.lg.jp

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