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更新日:2014年7月31日

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とちぎ豆知識「とちぎの伝説」鉢の木

鉢の木(はちのき)

旧葛生町(現佐野市)

山本の里(旧葛生町)で大雪に遭い、途方に暮れた旅僧は、貧しい農家に泊めてもらった。この家の主人は、貧しい暮らしではあったが、大切にしている鉢の木を焚いて旅僧に暖をとらせた。僧は主人にその素性をたずねると、佐野源左衛門常世のなれのはてと名乗り、零落はしたが、いざ鎌倉という時には、いの一番にはせ参ずる覚悟であると語った。

その後、かの旅僧(実は最明寺入道時頼(鎌倉幕府第5代執権・北条時頼))は鎌倉に帰ると、常世の言葉の真意を確かめようとして諸国の士を招集した。果たせるかな常世はやせ馬に鞭打ってはせ参じた。そこで時頼は常世の忠節を賞し本領をもとに戻した。

この話は、謡曲、浄瑠璃、講談などになり、全国的に有名。
旧葛生町(現佐野市)鉢木町の願成寺に常世のものといわれる墓がある。


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