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更新日:2025年11月24日
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【とちブラ 2025 #29】わたらせ渓谷鐵道の旅(外部サイトへリンク)
毎週とちぎテレビで放送している、県内のさまざまな魅力を紹介する県広報番組「魅せます!とちブラ~とちぎブランド・ぶらり~」を文章でもご紹介。放送されなかった場面などのスピンオフを交えた記事なので、本編と併せて読めばより一層楽しめます。
わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市の桐生駅から栃木県日光市足尾町の間藤駅までを結ぶ、全長44.1キロメートルのローカル鉄道!
渡良瀬川沿いの渓谷を走るその路線は、四季折々の自然を楽しめる観光鉄道としても人気があり、「わ鐵」という愛称で親しまれています。
今回は菊池柚花さんがわ鐵に乗ってブラりします!
旅の始まりとなる神戸(ごうど)駅では、わたらせ渓谷鐵道株式会社の布施社長と、マスコットキャラクター「わ鐵のわっしー」がお出迎え。
わ鐵は、普通列車の他、観光シーズンに特別運行する「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」の3種類の列車があります。
今回乗車するのはトロッコわたらせ渓谷号ということで、初めての体験に菊池さんも期待が膨らんでいるようです。
わっしーとは神戸駅でお別れ。名残惜しそうな二人。スタッフもちょっぴり寂しくなりました。


トロッコわたらせ渓谷号の終点である足尾駅から徒歩3分の場所には、今年(2025年) の夏にオープンした足尾銅山記念館があります。
最盛期の足尾銅山において中心的役割を担っていた「足尾鉱業所」を、残していた写真や当時の図面、資料に基づいて完全復活したんだそう。


記念館では、明治時代の日本を代表する実業家であり足尾銅山を運営していた古河財閥の創始者でもある古河市兵衛翁の信念や功績、足尾銅山の開発や発展、鉱害とその克服など、時代の変遷とともにさまざまな展示で知ることができます。
同館の久能(くのう)館長の説明を受け、菊池さんも真剣なまなざしで見入っていました。

見ごたえ抜群の展示の中でも久能館長が個人的にお薦めと教えてくれたのが足尾町の暮らしを紹介する展示。
今にも動き出しそうな可愛いミニチュアたち。その中でもひときわ目を引くのは、日本最古の生協の一つとも言われている『足尾銅山生活協同組合 三養会』の展示で、足尾銅山の鉱夫やその家族の当時の暮らしぶりを知ることができます。実は、久能館長は2016年に解散したこの組合の最後の理事長だったそうです。
そう語る顔は少し寂しそうにも見えました。

足尾銅山坑道の全長1,234キロメートルの1234という文字(漢数字)と、現在の古河機械金属株式会社の商標である「ヤマイチマーク」のモチーフが隠されているんだとか。
答えはぜひ記念館を訪れて、久能館長へ聞いてみてください。

トロッコ列車できれいな景色を眺めて、目的地では足尾銅山の歴史を学んだ今回の旅。遊びに学びにと充実したロケになりました。
皆さんもぜひ「わ鐵」の旅をしてみてはいかがでしょうか?




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