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第2節 “とちぎ”のかたち
2 人口、経済などの見通し
(1) 人口
本県の人口は、昭和30年代以降ほぼ一貫して増加が続いており、平成9(1997)年9月に200万人に到達した後、平成16(2004)年10月には約201万5千人となっています。一方、未婚率の上昇や晩婚化の進行等により出生数は減少を続けていますが、これまでは平均寿命の伸長等による死亡数の減少により人口の自然増加は維持されてきました。しかし、平成16(2004)年には本県の合計特殊出生率は全国の1.29よりは高いものの1.37まで低下しており、自然増減は増加から減少に転じる過渡期にあると推測されます。また社会増も安定成長時代においては大幅な増加は期待できない状況にあることから、本県の人口は、ここ数年をピークとして、その後ゆるやかに減少していくと予測されます。
栃木県の人口の見通し |
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平成17年2月 県企画部推計
※国勢調査の速報値によると、平成17(2005)年10月現在の人口は、約201万6千人となっています。 |
(2) 人口構成
本県の年齢別人口構成は昭和60(1985)年頃までは、4人に1人が年少人口、10人に1人が老年人口という割合で安定していました。しかし、その後出生率の低下等による年少人口の減少と、平均寿命の伸長等による老年人口の増加が同時に進行し、急激なスピードで少子高齢化が進んでいます。このような中、平成10(1998)年には、老年人口が年少人口を上回り、以降その差は拡大し続けており、65歳以上の人口が全体に占める割合は平成27(2015)年には4人に1人に達すると予測されます。
本県の年齢3区分別人口構成の見通し |
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平成17年2月 県企画部推計
四捨五入の関係で合計が100%にならないものがあります。 |
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