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第3節 県土の姿・とちぎデザイン
時代が大きく変わりつつある中で、県土づくりの前提となる私達のくらしや産業、環境との共生のあり方なども変化してきています。
このような時代の潮流に的確に対応し、地域の資源を活かし豊かで安全なくらしと活力ある産業を実現する県土づくりを進める必要があります。
また、豊かでかけがえのない自然環境を保全し、この美しい県土を次世代に継承していかなければなりません。
ここでは、「活力と美しさに満ちた郷土“とちぎ”」を実現するための県土づくりの基本方向と、“とちぎ”のデザインを示します。

栃木県は、首都東京に近接し、東北縦貫自動車道や東北新幹線などが東京から本県を貫いて東北地方・北海道までを結び、多様で広域的な交流が行われています。また、首都圏の一翼を担う北関東の各都市を中心とした地域間連携が進められており、今後は、北関東自動車道の整備が進むことにより、この連携が一層強化されると考えられます。
本県は、このような交流・連携の大きな軸の交差部分に位置しており、交差することによる相乗的な効果が見込まれる発展可能性を有しています。
また、整備が進む高速交通ネットワークなどを積極的に活用することで、交流・連携を発展させ、空港や港湾などを介し、“とちぎ”の人・物・情報の交流を全国、世界に広げることが可能となります。
この恵まれた条件の中で、本県が持つ特色ある地域資源を活かした県土づくりを行うことにより、様々なスケールでの交流・連携の成果を、県土の発展と県民生活の質的向上に結び付けることが県土づくりの基本方向となります。
そのために、地域間の交流・連携の基盤を強化・活用し、持続可能で自立・安定した地域づくりを進め、国内はもとより世界を視野に入れたあらゆる分野での「国土交流拠点“とちぎ”」を目指していきます。 社会は人と人とのかかわりを通して形づくられていきます。
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「国土交流拠点“とちぎ”」 の概念図 |
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